日商簿記2級凡闘記その7- 合格体験記 –

~⑦終盤其の二・合格~

本試験からしばらくして、合格発表の日が訪れた。
おそるおそる商工会議所のホームページを開いてみた。
合格していた。

自称「奇跡の滑り込み合格」が叶ったぞ!
思わず「ひゃっほうーぃ。」と小躍り。とても嬉しかった。

3級の時は、満点合格=合格することが前提だったが、2級は合格自体が危ぶまれていた為、嬉しさ倍増であった。
なにせ、問題を解けた感触が、一切なかったモンですから。

ここ最近の約9か月間、簿記の勉強が生活に入ってきていた。
それがやっと、終わった瞬間であった。
よ か っ た・・・。

年齢を重ねるにつ入れ、1年がかくもあっという間に過ぎる事を痛感している自分だが、簿記の勉強をしてきたこの9ヶ月間は、誠に刺激的であった。
だいたい毎日が同じことの繰り返しな生活だったところ、まるで異世界な「簿記」を加えたことでガラリと自分の中でなにかが、変わった気がした。
勿論それで人生変わりゃしないが、もしかしたらあとは自分次第で変えられるやもしれぬ。

苦手意識さえあったモノに向って挑むというのも、悪くはないモンだなというのが感想だ。
やればできるんじゃねーか、自分も。
己の能力に見切りをつけきっていた事も同時に反省したりした。

これまた独学だったけれども、紛れもなく周囲のサポートあっての合格である。
勉強することへの切っ掛けから始まり、試験を受ける決意をした事、妙なヤマ場やスランプを乗り越えられた事も、頼りない自分ヒトリじゃなぁーんもできなかったことだ。
改めまして周囲の皆々様に、感謝(‐人‐)。
殊に講師の方への感謝の念は忘れまい。

さて、これで簿記に区切りが、ついた。
この先に待っている何かもっとオモロいモンを探しにいくとしますかいな。

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