終章
簿記3級の勉強についていけない、これではいかん!と一念発起したかのように、ノートを執り始めた。
それは殆どはテキストを写すことだった。
ほぼ忠実に内容を認めたつもりだったが、丸写しではなく自分なりにまとめていた事がわかった。
一部言い回しや語尾については、自分の言葉になっており、妙なイラストに吹き出しをつけて一言コメントも加えていた。
B5サイズルーズリーフに番号が付されており、1から始まり50で終わっていた。計51枚102ページ。
後々講師の方がご覧になったのだが、ひどく感心されたのだった。
愉しいからやっていた、という事実もあるが、予備知識、経験も興味すらない人間がやるとなると、このくらい努力が必要だったという、イッコの物的証拠だと考えている。
それにしても、我ながら、字、キレイでないな。
殴り書きそのものだった。
これで終わりではない。2級編