やってモーター篇④また、ぶつけた話。

とある日のこと。
家族にお遣いを頼まれニンジンを買いに、スーパーマーケットへとやって来た。ニンジン・・・今夜はカレーか、肉じゃがだろうな。どちらも好物だ。
天気は、雨。ニンジンひとつ買うにも、with・我が子。
もう、すっかり歩くのをやめていたワシが居た。

駐車場の空きスペースを見付けた。よし、ココに入ろう。
路面は濡れていて、目印となる白線は見えにくいが、隣の車との間隔をみて、ゆっくりと後退させた。

思わぬところで、小さな音が聞こえた。
((((・・・コン・・・ッ))))

えっ。なんだ、今の。と慌てて我が子のお尻を見に行った。
ポールとぶつかって、ほんのわずか、小さな傷(塗装のめくれ)が出来ていた。

あ、ワシ、またやってモーター・・・(´д`;)。
二度目の、ぶつけてしまった話。

よくよく外へ出て見てみると、そこの駐車スペースは、やけに小さかった。
ふと足元をみた。路面がぬれていて、車中からは判別できなかったのだが、確かにそこにはこう書かれていた。

「軽」の文字。

足元掬われたの絵
足元掬われた気分。

あ、ああああ。ココは軽自動車用の駐車スペースだったのか(`≧□≦´)!!

いつも来るスーパーマーケットなのに、迂闊だった。あまりにもぼーっとし過ぎていた。

停めてはいけない(というか物理的に停められない)場所に居てはいかん、移動しよう。
とりあえず損傷は我が子だけであり、ポールには何ら損傷がなかった(凹んだり歪んだりしていなかった)ので、正規の(普通車も停められる)場所へと我が子を移動させ駐車した。
そしてワシは、肩を落としてニンジン求めに店の中へと入っていった・・・。

ニンジン欲しさにの絵
ニンジン欲しさに怪我させた。

初めてぶつけたのは、購入してから半年後のことだった。
今回は、それから数年後の出来事。
初っ端からぶつけたということは、半年に一度の頻度でやらかすだろう覚悟していたが、意外なそのスパンの長さにある意味褒めてやりたくもなった。

だが、愛しの我が子に、またもや傷がついてしまった事には、いくら懺悔しようとも覆水盆に返らず。

怪我をした箇所は、樹脂でできているパーツだった。
錆びたりするようなパーツではないとの事だったので、放置することにした。

今回の事を、親父に報告した。

ワシ:「とーちゃん、ワシ、またぶつけてしまったよ、トホホのホ~(;´д`)
親父:「そうか。ふん、バックモニターがついていれば、防げたことカモな(´ー_ー`)

この時親父は、新しい車を購入したばかりだった。そんな親父は、新車の納車時、ドラレコやバックモニターがついている事に感動していた。
(多分、オプションとしてつけたんだろうけど。)俺の車にはいろいろと便利機能がついているんだぞ、と自慢したげだった。

ここで、はたと思った。バックモニター、か。
そう言えばワシにこそ必要不可欠そうなモノが、どうして今の今まで装備していなかったのだろう。

そこで、親父にこう宣言した。
ワシ:「ワシ、もうこれ以上我が子が怪我するのは辛いので、バックモニター、つけることにするよ!
親父:「おう、そうか。因みに、レーダーもあると良いぞ

レーダー。そう言えば親父の車には、以前からついていた。今回親父が買った車にも、新しいレーダーを装備したとの事だった。
なんだかよくわからん代物だが、親父のアドバイス通りにすることにしてみた。

うっかりミス防止や安全運転のために、ワシはこの度、クルマを購入して幾年も経過して漸くバックモニター付のドラレコとレーダーを装備することを決意したのであった。

決意の絵
泪の決意

しかしどこで買えばよいのやら。
恥ずかしながら、クルマのお世話はすべて車屋に任せていた。
こういった装備品は外部の業者で買うイメージだった。
どこへ行けばよいのか、一瞬路頭に迷った。

折角だからこの際カー用品ショップ巡りをしてみようじゃないか、と思ったのだった。

続く。