ペン字練習記130 お手本の見方にもコツがある

アラフォー（男）がペン字の上達の過程を記録すると共に試行錯誤、紆余曲折の練習記を綴っています。
ペン字をされている方へ何かしらお役に立てれば幸いです。

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お手本の見方にもコツがある

以前と比べて、新しく練習する字の形の整え方に進歩が見られるようになりました。
練習し始めの頃は、字の大きさからしてどのくらいで書けばいいのかわかりませんでしたが、今ではそこでつまずくことはなくなりました。
何が良くなってきたのかぼんやりと考えていましたが、長く練習を続けてきたからというだけではないような気がします。

お手本の見方って、おそらくペン字本などでは一字ごとポイントを整理してくれていたりすると思います。上下左右のバランスとか縦画、横画の角度、一画毎の幅や高さ、とめ・はね・はらいもそう。
色々とありますが、ちょっとした解説付きで確かにわかりやすい。お手本の見方自体、そのように書かれている通りなんだと思います。

でも、案外なのが新しい字の練習を始めた時に思うようにいかない所。大枠を見て、上下左右を見て、一画の長さや角度、幅・高さを見て、とめはねはらいを見る。ちゃんと見てる。だけど実際に書くといまいち。私もずっとこれでした。結局、トライ＆エラーじゃないけど悪い所を少しずつ直す繰り返し。

じゃあ、何が悪いのかっていうと、これが難しい所。たぶん、それこそ人それぞれな面があるような気がします。

なので、私の場合で言うとになってしまいますが、練習し始めの頃ダメだと感じたのは、何も考えずに書き始めること。お手本を見てから書き始めてはいますが、打ち込みやとめはねはらいなど細かい部分に意識がいきがちで字形を整えることっておろそかでした。

もう少し具体的にいうと、最も悪かった点は、一画目の書き出し。大体こんな感じかな・・・くらいで書いてる。
もちろん、慣れてくればそれでも書けると思いますが、そうでなければ字の大きさすらままならないと思います。（私はそうでした）

一画目の書き出しの位置と長さや角度は、めちゃくちゃ大事。

これで大きさが決まってくるし、字のバランスが大きく変わる。
当たり前のことすぎるのかもしれませんが、私の場合はここがしばらくダメでした。

あと、大きさの部分で言えば、一画毎の幅や高さの取り方も練習し始めの頃はさっぱりでした。幅や高さを大きく取りがち。字形を崩す要因でした。

また、大枠の字形が整うようになってきてもお手本と比べるといまいち感が否めない。ちょっとした所なんだろうけど、その差が大きくて何がダメなんだろうと思うことしばしば。

バランスの崩れで言えば、中心線をどう捉えるか。捉え方がわからなければ、書いた字の中心線をどう取っているかを見直すのでもいいのだと思います。
先週書いていた「俊」の字で言えばにんべんの隣、右側部分は、中心線が通って書けていると字形が整っている感じがよく出ていたし、そうでない時は若干のバランスのまずさが出ていました。

それから角度も。縦画横画はもちろん、輪郭のような部分も大事。上の「俊」の字だと左払いの書き出し位置を合わせています（右払いとの角度も並行に）。これはお手本もそうなので正解なんだと思います。

お手本の見方にはコツみたいなものはあるとは思いますが、出来る出来ない部分は人によって差が大きいような気がします。
私の場合で言えば、長いこと普通に字を書いてきて上に挙げたことを意識して書くようなことはありませんでした。だからこそ気付かないし気付きにくい部分。ペン字本や書道本に書いてあっても、赤ペン、赤筆で手直しされても下手したら改善しにくい点かもしれません。

特に私みたいに30年くらい気にせず書いてきていると、理解できても実践が出来ない感じがありました。気付いちゃいるけどそんなこと気にせず生きてきたんで、すぐに直せと言われても難しいんですよ（ってところが本音かも）。

今週の練習予定

払堤鉤（絰・纓）、右湾鉤（色・規）を練習します。

これまでの練習記録

これまでに練習した文字と文字数

勉強にかかった費用（教材やらペンやら紙やら）

以上。皆さまのペン字練習に一歩でも前進を。ペン字練習ライフを応援しております。（管理人）

次回の練習記録

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