ペン字練習記07 三の字を書くために必要な技術を整理した

アラフォー(男)がペン字の上達の過程を記録すると共に試行錯誤、紆余曲折の練習記を綴っています。
ペン字をされている方へ何かしらお役に立てれば幸いです。

勉強の記録

日付 勉強時間 勉強内容
2/24~3/1 70分 ひたすら手本を見る
2/24~3/1 390分 「三」「王」の臨書
2/25 60分 振り返りと三の字を書く必要な技術整理

練習に使っている道具

練習に使っているペン サラサクリップ 0.5、0.7、1.0
ユニボールシグノ太字 UM-153
練習に使っている紙 PLUS NO-005AS(家にあった使いかけのノート)
ダイソーのルーズリーフ方眼紙



先週は「三」しか練習していません。

少しだけ「王」もやりましたけども。

先週、練習の記録をまとめていた時に思ってしまったのは、今練習している字が満足いく出来になっていないのなら、新しい字を練習したところで満足していない部分で必ず引っ掛かってしまうのでは・・・ということ。
だから、三なら三を満足いく出来までに仕上げた方がいいのでは?という考えに。

というわけで、先週はほぼ「三」しか書いていません。
しかも、先週の火曜日は何がダメなのかを整理するのがほとんどで、書く練習を一時中断していました。

何がダメなのかを整理する過程で、自分が満足いく字を書くために必要な技術を細分化して整理をしてみました。

「三」の字を書くために必要な技術

「三」という字は基本的に直線で構成されてはおりますが、お手本によってはやや右上がりで書いたり、三画目は弓なりになる部分があると思います。こういった部分を細分化して何が足りていないのか?何を重点に練習をするべきなのか?を整理してみたものです。

整理した結果、「三」の字を書くためには以下のような技術が必要だと考えました。

  • 始点制御・横
  • 終点制御・横(とめ、ぬき)
  • 線の水平制御
  • 線の弓なり制御
  • 線の太さ調節(細<->太)
  • 線の太さ調節(太さ一定)
  • 線の角度調節

これらは線に着目したものです。
この他にも字のバランスなどを考えると余白なども加わりますが、ここでは三(の線、しかも横線)を書く技術に関して整理しています。

それから、終点制御・(とめ、ぬき)と記していますが、三の字の終点の基本は「とめ」です(ペン字では)。ですが、水性やゲルインクのボールペンで書く場合、終点をしっかり「とめ」てしまうとインクの水溜まりが出来てしまいます。だから、水溜まりにならないように「ぬき」も必要になってしまいます。このため、「ぬき」も必要な技術に加えたものです。

また、水性やゲルインクのボールペンの特性上の話も付け加えると、書いている途中でインクがにじんでしまうことがあります。これもいかににじませずに書きあげるかというのもあると思います。(インクのにじみにくいペンや紙を用いる方が手っ取り早いかもしれませんが、技術でカバーするという方法もあると思います)

さらに、これを考えている時、色の濃淡もあればより美しいとは思ったものですが、さすがにペン字では表現が難しいと思い除外しました。(鉛筆ならなんとか可能なような気もします)

あぁ..難しいわけだ・・・と再認識。

というわけで、これらの必要な技術を整理して思ったのは、何も考えずに書き続けるのは少し無理があるな・・・と。

だって、これだけの技術の一つでも不足していれば、上手く書けないのだから。
一つでも崩れたら上手く書けないので、必要な技術を高いレベルで全て保持していないと安定した綺麗な字は書けない。と考えました。

しかし、実のところこんなに細かい部分を気にして字の練習をしている人はいないと思います。
こういうのって、

お手本を見てその通りに書く。

という練習の中で無意識に行っているものだと思います。
これは、続けていくことで自然と培われていくもので、知らず知らずの内に上達を見せるものだと考えられますが、より意識をして練習に取り組むことでより上達しやすくなることもあるのでは?と考えました。

ただ、これらを全て意識しすぎると書いている最中に考えすぎている面が出てしまい、練習は捗らないとも感じました。
ですので、上手くいっていない部分のどこかに着目してそこに重点を置いて練習を進めるといいんだと思います。

それと、「綺麗な字」ということであれば、線を綺麗になるだけでは足りず、字のバランスや余白もとても重要なので、その辺りも並行して身に着けることは必要。(言わずもがな・・・ですね。まだまだ大変です)

三の文字
はて、太さってどう調節するんでしょう???

次週の練習予定

「三」「王」の文字の練習

今のところの目標は「三の字を100字以上、安定して綺麗な字を書けるようになる」です。
今使っている練習用紙だと、168文字書けます。168文字続けて綺麗な字を書けるようになれば、それはおそらくマスターしたということでしょう。
さらなる上達もまだまだあるのでしょうが、次に行ける下準備は整ったと考えていいと思います。

これまでの練習記録

今週の勉強時間 トータル勉強時間
520分 3,235分
今週の練習文字数 トータル練習文字数
978 9,741

これまでに練習した文字と文字数

1,691 3,650 635 2,663
1,097 5

勉強にかかった費用(教材やらペンやら紙やら)

先週の途中でシグノ太字(2本目)のインクがなくなりました。買い足しています。

費目 費用
まっすぐな線が引ければ字はうまくなる 1,320円
サラサクリップ3本 315円
ユニボールシグノ太字3本 495円
ノート PLUS NO-005AS(家にあったもの) 0円
ルーズリーフ(ダイソー) 110円
2,240円

以上。皆さまのペン字練習に一歩でも前進を。ペン字練習ライフを応援しております。(管理人)

次回の練習記録