POG2022-2023指名馬近況。2歳戦を終えて

 2歳戦が終わりました。もうちょっと出走して欲しかった。

指名馬の戦績(2022年12月28日時点)

指名順 馬名 成績 賞金 厩舎 所在
1 牡チャンスザローゼス 2-1-0-0 2500 中内田充 栗東
2 牡ノッキングポイント 1-0-0-1 500 木村哲也 美浦
3 牝ルージュベルメール 0-0-0-0 0 藤原英昭 栗東
4 牡チャーチモード 0-0-0-1 0 高野友和 栗東
5 牡シャザーン 0-1-0-0 280 友道康夫 栗東
6 牝グランベルナデット 1-0-0-1 520 大竹正博 美浦
7 牡ダノンプレジャー 0-0-0-1 0 安田隆行 栗東
8 牝ドナウパール 0-0-0-1 110 斉藤崇史 栗東
9 牡マイネルエンペラー 1-0-0-1 850 清水久詞 栗東
10 牡モズアカボス 0-0-0-0 0 矢作芳人 栗東



指名馬戦績コメント

1位指名

牡  チャンスザローゼス

父  エピファネイア
母  ヴィンテージローズ
母父 ゼンノロブロイ

首を上げながら追走の新馬戦、自分のレースをして圧勝の未勝利戦、押し出され逃げる形になったアイビーS。

「能力の片鱗は見せてくれた。順調に育っていけば楽しみです」(川田J)
「初戦より内容が良く、我慢して勉強のできたレースになりました」(川田J)
「能力の高さは間違いないですが、コントロールが非常に難しい。これからも気を付けて育てていきたいです」(川田J)

一貫して能力の高さを認めるコメントが嬉しい限りです。アイビーSは、コントロールが難しい発言から逃げるつもりじゃなかったのが伝わりますが、スタートが良く内枠で、他に行く馬がいないとなるとあれ以上は無理に抑えることはできなかったとも言えそうです。

また、1800m -> 2000m -> 1800m と使ってきているところから、朝日杯で距離短縮はないと考えるとホープフルかなと思ってましたが年内は休養でした。ホープフルSに川田ジョッキーの騎乗馬がいないのを見るに、チャンスザローゼスは出走を予定していた可能性もありそうです。

まだ次走報はありませんが、アクシデントがなければ近々予定は出ることでしょう。クラシックを嘱望される一頭だと思いますので、次戦も応援しております。

2位

牡  ノッキングポイント

父  モーリス
母  チェッキーノ
母父 キングカメハメハ

新馬戦のノーステッキ上り3F33.2は、何だったんだ・・・二戦目のサウジRCを余裕残しの舐めプして、ローテ崩れて続戦できずって調整過程の失敗がひどすぎる。ひと口馬主の方はちょっと握り拳をフルフル震わすような憤りなのでは。

しかも、次戦はジュニアCって確勝を期すレース選択なんだろうけど、使う予定が全くなかったレースに使わされてる感がスゴイですね。加えてルメールは冬休みよ。新馬戦と同じくらいのパフォーマンスを期待。

3位

牝  ルージュベルメール

父  エピファネイア
母  レッドファンタジア
母父  Unbridled’s Song

9月4日にしがらき、9月27日に帰厩、9月末に喉の問題発生、その後良化。右前脚の蹄に痛み、加えて腹痛。こりゃ苦しいで。これだけ抱えてしまうとデビューできれば御の字くらいのレベルのような気がする。とにかく何かしらの朗報を待つしかないと思います。

4位

牡  チャーチモード

父  モーリス
母  チャーチクワイア
母父 ネオユニヴァース

6月25日の新馬戦は、あの坂路時計は何だったんだ!?という惨敗模様。もう半年も前なのでレース内容も忘れてしまいそうな感じですが、直線まともに走れてないじゃん。というのが率直な感想。

さらに、9月に戻ってきたと思ったら骨折。全治3ヵ月だったのは不幸中の幸いだと思いますが、ちょっと厳しいですね。

ダイアトニックが有終の美を飾ったところなので、チャーチモードにも頑張ってもらいたい。

5位

牡  シャザーン

父  ロードカナロア
母  クイーンズリング
母父 マンハッタンカフェ

新馬戦で出走したメンバーは、3着ラスハンメル、4着シーズンリッチ、5着ウインオーディン、6着ガルムキャットと未勝利を勝っています。2着のシャザーンの2戦目はまだですが、期待十二分ですね。

12月中旬頃に厩舎へ戻ってきているようなので、順調に行けば1月中の出走もあるかもしれません。

6位

牝  グランベルナデット

父  キズナ
母  ラブリーベルナデット
母父 Wilburn

新馬戦。調教は良かったのに。
スタート出遅れ、直線は進路探しで追えたのが最後の1ハロン。反応鈍そうだったけど最後にちょっと伸びてたのが救いくらいな結果でした。

その後、骨片除去手術が無事に終わり未勝利戦へ。
そして、これがいい勝ち方。調教過程では少々もたついてはいましたが、それでもやっぱり良さそうでしたからね。にしても、馬体重増やして、1000m59秒台のペースを早め抜け出し、2,000mを強い勝ち方したらオークスまで逆算ローテを期待してしまいます。

7位

牡  ダノンプレジャー

父  ロードカナロア
母  スピニングワイルドキャット
母父 ハードスパン

着順に驚いた新馬戦。え、直線最後まで結構前にいたじゃん!?いつの間に12着・・・ってな感じで。

スタートは良かったからね。直線の手応えだけ見ちゃうと1,200mの方がいいように思ってしまうところだけど。馬体にも余裕があったようだしまだまだこれからだと思うので成長期待。

8位

牝  ドナウパール

父  エピファネイア
母  ドナウブルー
母父 ディープインパクト

新馬戦は、ちょっと仕上りが微妙かなぁ..というのが大方の見方。結果4着でしたが最後も伸びていたしまずまずのような。
2戦目が本命かな?とも思いましたが、お休みなんですね。馬体重を増やして戻ってきてくれれば。

9位

牡  マイネルエンペラー

父  ゴールドシップ
母  マイネテレジア
母父 ロージズインメイ

新馬戦は内をすくってお見事。しかし、ちょっとフラつくような所も見えました。4角で和田Jが鞭を入れると内に切れ込み、そのまま内ラチを頼ってゴールしますが、手綱を緩めると今度は外にふくれる(ゴールした後)。まだ、真っ直ぐ走らせるのに苦労するような状態が新馬戦でした。

2戦目のエリカ賞は、案外な内容。真っ直ぐ走らせるのが難しい馬にあんちゃん乗せちゃったもんだから仕方ないとも言えます。前半1,000mは、外へ行きたがったり内をうかがったりと道中落ち着かせるのに注力している様子。両脇を挟まれてようやく折り合いが付いたかのように見せますが、4角のコーナリングは少し外目へふくれてしまいました。

ジョッキーのコメントに「3、4コーナー、外へ張る」とのことでしたが、新馬戦は内にササるような感じでしたけどね。おそらく、内へのササり癖は分かっていたので直線は左鞭を使わず、しかし、今度は外へ張ってしまうということでしょうか。

課題を克服しないことには好走するのが難しいところかもしれませんが、厩舎の手腕に期待します。

10位

牡  モズアカボス

父  Quality Road
母  India
母父 ヘネシー

一応、11月9日にゲート試験は合格しているみたいですが、その後は音沙汰なく。矢作厩舎の2歳は、ラヴェル、フェイトと期待馬もおりますし馬房の都合も発生しているかもしれません。

ダート路線は順調に行ったとしてもレースは限られるので、2歳デビューでなくてもいいならのんびりなのかも?
春先くらいにデビューできることを期待して待っています。


以上です。これからのクラシック、楽しいPOGライフであることを!お読みいただきありがとうございました。

ドラフト指名時の感想は、こちらにまとめてあります。