私のPOG2020-2021の結果。ボロボロ

 今年もクラシック前に敗戦か・・・。

クラシックどころかNHKマイルすら出走できた馬いなかったし、早いけど涙を浮かべながら結果をまとめています。
エフフォーリアやサトノレイナス、ソダシなんかを指名された方からすれば、

「え?どうしてこんな指名しちゃったの?」

なんて思われるかもしれませんが、ドラフト終わった後は、アレ?勝ったんじゃない?とか思うレベル。新馬勝ちあがり順調な頃にはゴミを漁るカラスを見て微笑んでしまうくらいでしたから・・・。

これがPOGの恐ろしいところなんですよ。

目次

  1. 指名馬戦績
  2. 明確な敗因・・・趣味に走った
  3. 敗因の一因・・・早期デビューにこだわった
  4. 指名馬戦績コメント

指名馬の戦績(2021年5月21日時点)

指名順 馬名 成績 賞金 厩舎 所在
1 牡スワーヴエルメ 1-1-0-1 1330 堀宣行 美浦
2 牡ゾディアックサイン 1-1-0-2 790 萩原清 美浦
3 牡サトノスカイターフ 1-2-0-1 990 池江泰寿 栗東
4 牡ミッキーセレスタ 0-0-0-3 187 国枝栄 美浦
5 牡グアドループ 1-2-0-4 1290 田村康仁 美浦
6 牝リフレイム 2-0-0-4 1810 黒岩陽一 美浦
7 牡サンデールーカス 0-0-0-0 0 清水久詞 栗東
8 牡ブルーシンフォニー 1-1-0-4 2100 伊藤圭三 美浦
9 牝フラーズダルム 1-0-2-3 1880 松永昌博 栗東
10 牝ゼンノアンジュ 2-0-1-4 1940 浅見秀一 栗東
10-7-3-26 12317

重賞勝ち馬なし。
オープン勝ち馬なし。
2勝以上の勝ち馬=2頭。

この字面は、前年度の結果と全く一緒。やっちまったな。
この成績で総賞金がそれなりなのは、10頭中8頭の勝ち上がりと出走もよくしていたから。(46戦)

故障も少なく、フラーズダルムの骨折くらい。
脚元不安は数頭いましたが、全く出走ができなかったわけではなく・・・。
サンデールーカスの消息は不明ですが。

今回は、上位で指名した馬達の成績が寂しすぎました。

明確な敗因・・・趣味に走った

趣味要素が強い年は、大体ずっこける。わかっちゃいるけどやめられない。

今回は何の趣味だった?と言えば、種牡馬が全て違う馬を指名

そんな縛りルールないんですよ?自由に指名していいんです。それなのに勝手に種牡馬かぶり禁止縛り。
そりゃあ、ドラフトの時なんか楽しいんですよ。この種牡馬の一番馬を引き当てる!みたいな意気込みでやってるんですから。
希望通り指名できればそれだけで満足感いっぱいで、ドラフト終わった時点でヴァルハラへ。

もちろんこの戦略自体は、その種牡馬の一番馬を何頭か引き当てれば優勝をぐっと引き寄せられるのですから悪いことばかりではありません。
でも、その種牡馬の100頭はくだらない競走馬の中から一番馬を引き当てようっていうんだから無理があります。

いや、おまえ。ドラフトの時も指名後もノリノリでウキウキに指名して投稿までしてたじゃないか。。

はい・・そうなんですけど、その時はよかれと思ってたし、実際、デビューしてしばらくは勝ちまくってたでしょう。
おっ、これイケんじゃない!?って思うでしょ。リフレイムみたいなバケモノ候補だっていたんだし。

そう、その後のしりすぼみ感が凄かったですねぇ。

敗因の一因・・・早期デビューにこだわった

早期デビューが見込まれる馬達の調教時計はじっくり見て、これは即通用って馬はよくピックアップしてました。
昨今の新馬戦事情では、早期デビュー組の活躍が多くみられるようになった関係もあり、POGの戦略的に見ても間違いないと思っています。

例えば、オークスの有力どころでも、

ソダシ:7月12日デビュー(函館)
ユーバーレーベン:6月14日デビュー(東京)
ステラレイア:6月6日デビュー(阪神)
クールキャット:6月20日デビュー(東京)

この辺りがいますし、(他にもウインアグライア(3勝)も6月6日デビュー)
ダービーの有力どころも

サトノレイナス:6月7日デビュー(東京)
ダノンザキッド:6月28日デビュー(阪神)
ワンダフルタウン:6月28日デビュー(阪神)
バスラットレオン:7月26日デビュー(札幌)
レッドジェネシス:7月19日デビュー(阪神)

と揃っています。
指名の戦略自体は悪くないとして、上手くいかなかった点を考えると早熟や早仕上げの馬が中心になってしまったところでは。

調教師や馬主の考え方によっては、早々に仕上げきって、新馬、オープン、あわよくばローカル重賞をかっさらいたい。早めに投資資金を回収したいということもあると思います。
特に地方の新馬戦を猛時計で仕上げてきた馬なんかは、短期で見れば活躍を見込める可能性が高いと思いますが、暮れの2歳重賞やクラシックに向けてのレースの頃にはしりすぼみしてしまうのを散々見てきました。

これって、長くPOGをやってきた方や昔から速攻系のデビュー組のエイシンやツルマルを愛していた方なんかは分かると思うのですが、ローカルの新馬、OP、夏の重賞で活躍を!なんて思って指名してたりするんです。
もちろん、あわよくばその後の活躍も期待してますよ。でも、夏までに戦績を残せばそれでよしと思っていたりもするわけです。

私も今回の指名馬達で言えば、

グアドループ:6月14日デビュー(東京)
フラーズダルム:6月14日デビュー(阪神)
ブルーシンフォニー:6月21日デビュー(東京)
スワーヴエルメ:7月5日デビュー(福島)
ゼンノアンジュ:7月12日デビュー(阪神ダ)
ゾディアックサイン:7月19日デビュー(函館)
リフレイム:7月25日デビュー(新潟)

7月までに実に10頭中7頭がデビューしています。

前述、今年のダービー、オークスの早期デビューの開催場所を見ると、やはり早期デビューとはいえ、東京や阪神の中央デビュー組に偏ります。

本当の有力馬は、中央デビュー。
速攻系の即回収みたいな馬は、地方デビュー。

この傾向は少なからずあるんだと思います。

(脚元や仕上げの状況次第で手薄な地方を狙うという面もありますが、それでも曰く付きと言えばそうなので、王道はやっぱり中央デビューなんでしょう)

指名馬戦績コメント

1位指名

牡  スワーヴエルメ

父  ドゥラメンテ
母  アイムユアーズ
母父 ファルブラヴ

歩様がよくないとか思うように使えずにきた中の青葉賞。

デビュー当時のような人気は全くなく、未勝利を勝ち上がった馬らしい10番人気での出走。結果は5着。

とりあえず、POG期間内は終戦だと思いますが、青葉賞はいいレース。能力の片鱗は見られたと思いました。

まだ、本格化しているとは思えないし、調教ももう一段階上の内容もこなせると思います。

今後、古馬になってから活躍されると思っていますので、秋以降は順調に進んで欲しいところです。

2位

牡  ゾディアックサイン

父  モーリス
母  レネットグルーヴ
母父 キングカメハメハ

やっぱり馬群がダメ。前走の3歳1勝クラスでも道中スムーズさを欠いて競馬になりませんでした。

馬ごみの中でもまれると全くダメなのはデビュー戦から前進があまりありません。現状、外枠発走くらいしか走らなそう。

未勝利の勝ちっぷりは悪くなかったと思うし、期待値上がったレースだったと思ったものですが。

今後は去勢もされる話もあり、気性面を何とかしようと模作しているそうです。順調に手術を終えることができたら涼しい北海道でお会いできるかもしれません。

3位

牡  サトノスカイターフ

父  ディープインパクト
母  シーヴ
母父 Mineshaft

ようやく中京の未勝利戦を勝ち上がりました。その後、放牧をへて帰厩。復帰戦も中京マイルの1勝クラスの予定のようです。

ダービー前に帰厩するならトライアル出てくれよ・・・と思ってしまうところですが、そこをスキップして条件戦を選ぶとなると、現状は力不足と判断してのことでしょう。
ただ、わざわざ夏前のこの時期に走らせるわけですから、次走は勝ちをかなり意識して出て来るような気もします。順調に使えていなかったこれまででしたので、ここを勝って夏は放牧。秋競馬の古馬戦に備えたい気持ちが伝わります。

4位

牡  ミッキーセレスタ

父  ハーツクライ
母  セレスタ
母父 Jump Start

デビュー前に一頓挫。新馬戦は極端なレース。二戦目はダート。間隔あけての三戦目も悪くないレースで、4着。
(前走)道中、内目を通りますが、前との間を少しあけて追走。スムーズに見え距離ロスなく、直線も真っ直ぐ駆け上がるという綺麗なレース。
未勝利も脱出できていないんだけど、見栄えする馬体もあってかいい馬に見えるんですよねぇ。

5位

牡  グアドループ

父  ヴィクトワールピサ
母  マンビア
母父 アルデバランII

デビュー戦は芝1800mなのに、気付いたら5戦も要してダ1400mで勝ち上がり。距離短縮にダート変わりってわからないもんです。

でも、せっかくダートで勝ち上がったのにその後の2戦は、芝1400m。

芝に戻ったら戻ったで、1勝クラス突破してNHKマイルに行って欲しい!
芝で結果が出なければ、なんでダート走らせないんだ!
勝手なもんです。

6位

牝  リフレイム

父  American Pharoah
母  Careless Jewel
母父 Tapit

衝撃のデビュー戦。クラシックが見えた2戦目。

その後、鳴かず飛ばずになるなんて思いませんでした。

思えば、デビュー前に唸るような猛時計を連発していたものですが、早い段階で仕上げてしまい、仕上げの差で2歳戦に挑むような感じだったのかもしれません。

それが思わぬ大物感溢れるレースを魅せてくれたおかげで、チャレンジするレース選択になったような気がしています。

スタートダメ、馬ごみも得意とは言えない、直線は真っ直ぐ走らせるのが難しい。

能力があってもこれだけの課題があると出し切ることすら難しそうです。でも、出し切らないと上のレースは通用しない。

今後の予定はわかりませんが、繁殖期待のお話もあがっていましたので、引退も含めて検討されるのかなって思います。

7位

牡  サンデールーカス

父  ロードカナロア
母  エンジェルフォール
母父 ジャングルポケット

行方不明。

8位

牡  ブルーシンフォニー

父  スクリーンヒーロー
母  ブルーストーン
母父 コマンズ

前走のニュージーランドTでは、外枠発走のせいか終始外々を周ってくることに。仕方ないと思いますが、現状だとロスなく完璧なレースをしないと上位に食い込むのは難しいと思うので、位置取り見ていて諦めました。

クロッカスSのレースってそんなに悪くないって思っていたし、全く人気もしていなかったから夢見ちまったよ。(馬券と共に)
現実を見せつけられました。

9位

牝  フラーズダルム

父  キズナ
母  クーデグレイス
母父 ホワイトマズル

骨折は大事に至らなくてよかったです。でも復帰の二戦はちょっと・・・。

素人目にはあのレースでなんでダート続戦!?と思ってしまうところですが、骨折明けということもあるのか、芝を使いたくてもダートで様子見なんでしょうね。ホウオウアマゾンに勝った新馬戦が懐かしい。

10位

牝  ゼンノアンジュ

父  ヘニーヒューズ
母  ウインアンジェラス
母父 Bertolini

これぞ趣味枠なんだよなぁ。

ダートの短距離馬らしい二歳戦でいっちょ活躍を見られるというPOGのお楽しみを増やしてくれた存在。

3歳になってからは苦戦を強いられていますが、こういう馬を指名しているとクラシックとは離れたところで楽しみがあるものです。

ダート馬ってドバイで賞金も高いレースがあるから、海外レースも含めたPOGなら狙っていくのも一つの戦略。


以上になります。本年度は、リストアップした馬の中に活躍馬も結構いたので、ドラフトの巡り合わせ次第では優勝もあったかも。ただ、人気どころが多かったのもあって競合さけられずでしたので、これも納得の結果。勝手に縛り指名なんてしないのがいいんでしょう。