名機Xperia Z3 Compactの乗り換え候補(カメラ重視)

 2020年5月時点で私のスマホは「Xperia Z3 Compact」(SO-02G)です。

Z3 Compactは、2014年冬発売のモデルなので、6年近く経っていることに。
おそらく最新モデルと比べると速度面やアプリの動作に劣る面が多いのかもしれませんが、未だ現役。

アプリのゲームはやらないし、SNSもろくにやっていないとなると不自由しないという人もいそうです。(ここに)

それに、なかなか壊れないですし、すこぶる健康なZ3 Compact。
よく使うカメラ機能も画質が悪いと不満を漏らすことなく、普通に使えてしまう優等生。

Xperia Z3 Compactって、名機だと思います。

とは言え、特に不調がないもののだいぶがんばってきましたので、よく使うカメラ機能で各段に向上する新型があれば乗り換えたい気持ちもあります。

もちろん、最新機は多くの面でスペックの向上を含め、改善や改良が施されていると思います。
それに、ネットで情報を探せば、特に気になるカメラで撮影した写真も見れたりします。旧機種との比較もあったりしてわかりやすいのも確かです。

でもネットのまとめって、オート機能で撮影したやつがほとんどだと思うんですよね。
マニュアルモードで一番きれいに撮れるように調整して撮ったものではないと思うんです。

私もですが、スマホのカメラを本当によく使う人って、マニュアルモードで撮っていると思います。
だから、マニュアルモードを駆使した結果、新旧でどれくらい差が出ているのかが気になるところですが、そういった比較まではなかなかありません。

となると、オートで撮らない自分にとってはネットで新旧の撮影した結果を見たところでさほど参考にならず、いきつくところは、スペックだな。って感じでした。

Xperiaシリーズのカメラ性能比較

機種 画素数 撮像素子 F値 ISO値 発売日
Z 1310万 1/3.0型 不明 640 2013年2月9日
Z1 2070万 1/2.3型 2.0 6400 2013年9月15日
Z2 2070万 1/2.3型 2.0 6400 2014年3月24日
Z3 2070万 1/2.3型 2.0 12800 2014年10月23日
Z3 Compact 2070万 1/2.3型 2.0 12800 2014年11月12日
Z4 2070万 1/2.3型 2.0 12800 2015年6月10日
Z5 2300万 1/2.3型 2.0 12800 2015年10月29日
X performance 2300万 1/2.3型 2.0 12800 2015年6月24日
XZ1 1920万 1/2.3型 2.0 12800 2017年11月10日
XZ2 1920万 1/2.3型 2.0 12800 2018年5月31日
XZ3 1920万 1/2.3型 1.9 12800 2018年11月9日
1 1220万 1/2.6型 1.6 不明 2019年6月14日
8 1220万 1/2.6型 1.6 不明 2019年10月18日
5 1220万 1/2.6型 1.6 不明 2019年11月1日
10 1300万 1/3.0型 2.0 12800 2019年3月18日(海外)
1 II 1220万 1/1.7型 1.7 不明 2020年5月下旬
10 II 1200万 1/2.8型 2.0 不明 2020年5月下旬

※デュアルカメラのモデルは、メインカメラ(標準)のものを記載。
※撮像素子=センサーサイズは、1/x.x のx.xの数字が小さい方が高画質。
※F値は、明るさとピントの合う範囲に影響します。数値が低い程高性能と言われています。

比較をしてみると、カタログスペック上では大きく向上しているものは少ないと思ってしまいます。
とはいえ、インカメラの性能が向上されていたり、光学ズーム、連写機能、raw撮影など機能面で改良や追加がされているので、一概には言えないところですが。

私の場合だと夜景より日中の明るい時間帯で撮ることや接写することが多いので、その辺りはどうなんだろうと思うと、微妙な色味の違いやマニュアルフォーカスの機能があるかなどになったりします。

Xperiaでは、たしかZ4からマニュアルフォーカスの機能が搭載されたと思いますが、現行モデルはほとんど搭載されているものと思います。

画素数で言えば、多ければ多い程いいといった大鑑巨砲主義的な方策から一転、センサーサイズとのバランスを含めて最適な画素数を搭載するように変わりました。
(画素数は多ければ多い程、高画質。なんて言われていた時代は終わったようです)

まとめながら眺めていると、Z3やZ3 Compactって、カメラに関しては先鋭的だったんですね。
F値の改良が図られる、XZ3の時代までほぼ同等のスペックというものですから。
昨今のデュアルカメラは、また別物になっていると思いますが、望遠用、超広角用のための複眼と考えると、メインカメラの性能は大きく差が開いていないようにも思ってしまいます。

現行モデルは、機能の改良や拡充はされているので、より様々なシーンでより良い写真が撮れるようになっているのだと思います。

これらを踏まえると5、6年前と比べて劇的な進化を遂げているかと言えば、そこまでではなく、守備範囲が広くなり活用しやすくなったのが昨今のモデルなんだと思いました。

(となると、そこまで色々な場面で使わないのを考えると、今のZ3 Compactで不満がないなら買い替えなくてもいいんじゃ・・・)

Xperia Z3 Compactの乗り換え候補

特に最新の機種にこだわりはなく、むしろ最新の機種は高いので、少し古くてもいいと考えての候補です。

機種 画素数 撮像素子 F値 ISO値 発売日
LUMIX DMC-CM1 2010万 1.0型 2.8 25600 2015年3月12日
Huawei Mate9 1200万 1/2.9型 2.2 不明 2016年12月16日
ASUS ZenFone Zoom S 1200万 1/2.3型 1.7 16000 2017年6月23日
Xperia 1 1220万 1/2.6型 1.6 不明 2019年6月14日

LUMIX DMC-CM1は、デジカメがメインのAndroidスマホで話題になりましたが、後継機はマイナーチェンジのDMC-CM10のみ。
ただ、このモデルがカッコいいんですよ。
見た目は、スマホというよりデジカメ。
黒の皮張りに大きなレンズが特徴的で見た目に惚れてしまった人も多いような気がします。
ですが、販売価格が10万円程度しており、当時のスマホの価格としては高めな設定でもありました。
加えて、カメラに関しても手振れ補正の機能がなく、インカメラが貧弱(100万画素)などもあり、良し悪しもありました。
すごーく欲しくて、ずっと狙っていたんですが、後継機のCM10は、通話機能カットです。廉価版になってしまいました。
今でもちょっと欲しいのですが、未だに中古価格が3万円程度するのを考えると手が伸びないという状況です。

それから、Huawei Mate9は、安価で高性能が売り。
しかし、Huawei問題の華為技術。
アメリカと中国の関係次第でどう転ぶか分からないのを考えると別の意味で手が出せません。

ASUS ZenFone Zoom S、これはZenFone3 Zoomとも呼ばれているみたいです。
撮った写真を加工することが多い人にはおすすめのRAW撮影ができます。
それから自撮りする人にもインカメラがよくて1300万画素(SONY製IMX214センサー搭載)。
これも今買うなら中古なんですが、実売を見てみると10000円くらい。結構いいかもしれないと思っています。

Xperia 1は、標準、望遠、超広角の3つのカメラを搭載。
しかし、ウワサによると接写が得意ではないみたいで。
「被写体から離れてください」がめんどくさく、よりで撮りたいことが多い場合は厳しい。(よりで撮りたいことが多い)
インカメラは良さそうなんだけど、使わないんだわ。


乗り換え候補はあるものの「これ!」といった食指が動くものがない。もうしばらくは、Xperia Z3 Compactとの付き合いになりそうです。

追記2020/12/16:マクロカメラ搭載のスマホがいよいよ出てきた!

デジカメにはあったけど、スマホにはなかったものの一つ。マクロカメラの機能です。

要は接写が出来るというものですが、この機能がないと対象物に寄れても5cmくらいが限界だと思います。それ以上近付くとぼやける。これが、ゼロ距離、1、2cmくらいまで近付いて撮影ができるというものですが、マクロカメラ搭載のスマホはこれまで発売がありませんでした。

しかし、昨年(2019年)あたりからクアッドカメラが発売され、広角、望遠以外のカメラにマクロカメラ搭載のものがちらほら出始めています。今のところ中国メーカーが先行しており、ようやくGalaxyも今年に入って搭載モデルを発売しています。

各社も追随して搭載してくるであろうマクロカメラは、接写をよくするユーザーにとってなかなかいい機能と思いました。

今のところですが、Huawei P30 Pro(以降の機種)、Nova 5T、moto G9 Play、POCO F2 Pro、Xiaomi Mi Note 10、Redmi Note9S、Galaxy A51 5Gなどに搭載されていますが、価格次第では食指が動くかもしれません。