ペン字練習記19 安定した上手な字を書く為に必要なこと

アラフォー(男)がペン字の上達の過程を記録すると共に試行錯誤、紆余曲折の練習記を綴っています。
ペン字をされている方へ何かしらお役に立てれば幸いです。

勉強の記録

日付 勉強時間 勉強内容
5/18~5/24 60分 ひたすら手本を見る
5/18~5/24 190分 「柳」の臨書

練習に使っている道具

練習に使っているペン サラサクリップ 0.5、0.7、1.0
ユニボールシグノ太字 UM-153
練習に使っている紙 マルマン書きやすいルーズリーフA5 L1307H



なぜ安定した上手な字が書けないのか?

上手く書ける時もあれば、下手くそになってしまう時もある。形が崩れたり、線が曲がったり、ぶれたり色々あって上手く書けないことがありますよね。(私は結構あります)

もちろん、上手く書けている時もあるので、どうしてこんなにも安定しないのか悩んでいました。

何しろ、「柳」の文字の練習を続けていて、かれこれ一ヵ月は書いています。1000回以上書きました。それでも、どうにも安定しないという状況。困るを超えて悩みになるくらいです。

それで、1000回以上書いたある日、気付いた事がありました。

雰囲気で書いてない?

柳の文字
なんとなく?

なんとなくこんな感じ。というような気持ちで書いているんじゃ・・・と疑心を持つわけです。
具体的に何が?と言えば、例えば「柳」の一画目。どうやって書けばいいかって何か思いはありましたか?

書き始めの場所はここ、長さはこう、角度はこう、それくらいは考えています。

でも、ペンの入り方やとめ方は・・・

どう書けばいい?どう書きたい?どう書くのがベスト?

と聞かれたらそこまでの意識はない。。というのが1000回程度書いた時の感覚でした。そりゃあ上手く書けるかと言えば難しいわけです。

書き方を知らないから上手く書けない、安定しない

当然なことですが、書き方を知らなければ上手く書くことは難しいです。

雰囲気でなんとなく書いていると、それでも上手く書けるときはありますが、安定がしません。どうやって書けばいいかの意思がなければ、書き損じる割合が高めになってしまいます。

もっと練度を高めれば、自然と上手く、安定した字を書けるようになるものだと思いますが、練習の過程では書き方をよく理解して書き上げる必要があるのだと感じました。

例えば、私の練習過程で言えば、一画目もそうですが、六画目も雰囲気で書いています。

柳の文字
六画目も意識が薄いです。

なんとなくこんな感じで書いてしまっています。特にペンの入りなんて気にかけていません。だからただ書いているだけの形です。

書き方ってなんぞや?

ペンの持ち方、姿勢、字の書き順に加えて、
字の形・バランス、一画ごとの始点と終点の形、線の太さ細さは字を書き上げるのに必要なこと。

これらに加え、では、お手本を見ながら書いていくとして、どうやって書けば書き上げるのに必要なことを満たせるのか?

お手本はあるからその通りに書けばいい・・・という話なんでしょうけど、そんな簡単な話じゃない。
ペンの持ち方、姿勢、書き順も理解している、字の形やバランスもお手本があるから理解している。でも、上手く書けない。

何が足りないのか・・・先生や達人たちが知っていて自分が知らない事があるはず。

では、ペンの入り方やとめ・はね・はらいの形は理解していますが、どうやって書けばそのように書き上がるかはよく知らずに書いているのでは?
だから、練習を重ねて矯正して、少しずつお手本に近付くように書いていくわけですが、ここが苦しいところだと感じていました。

書道教室などでは、先生が自分の手を持って筆を動かして書き上げ方を指導してくれる場合がありますが、ペン字となるとそれも難しそうです。

「どうやって書けば」の部分は、先生や達人たちが書いている様子をよく見るべきです。

  • ペンの持ち方は?
  • ペンの角度は?
  • 力の入れ具合は?
  • ペンの運びのスピードは?

もっと言えば、一文字書くのに何秒かけて書いているのか?

ペンの入り方やとめ・はね・はらいなどはよく見ていると力の入れ具合に変化があります。
ペンの角度も縦線と横線で若干の違いがあったりします。(人それぞれな面がありますが)
また、ペンの運びのスピードは、線の太さと細さを表現するために重要な要素であり、インクのにじみや線のぶれなどにも影響しています。

もし、サラサラとスラスラとリズムよく書き上げているなら、それも真似るべきです。

先生や達人たちと自分の書き方を比べて、大きく違いがある場合は、一度同じように書く練習をするのもいいかと思います。

安定した上手な字を書く為に必要なこと

まとめます。

  1. 字を書く基本的な部分ができていること(ペンの持ち方、姿勢、字の書き順)。
  2. 字の形・バランスを理解していること。
  3. 一角ごとの形を理解していること。
  4. 字の書き上げ方を理解していること。

個人的な感覚では、

  • ①と②は必須条件。これが満たしていると上手な字に見える。
  • ③もできるようになると、見栄えの良さが加わる。
  • ④字の書き上げ方を身に付けることで、安定した字が書けるようになる。

といった認識です。

私の場合だと、じっくり一画ずつ書いていくような感じで、リズムなんてありません。
じっくり書きすぎるとペンの運びのスピードが遅くなって、線もまっすぐに書けないし、ぶれたり曲がったりします。
ちょっと書き仕損じると集中力が途切れてしまい、もうダメです。

あまりいい練習ができていなかったかもしれませんが、練習方法も見直しながら続けていこうと思っています。

柳の練習の日々
柳の練習過程

今週の練習予定

線質の全体的な向上と書き上げ方の理解と安定した字になるように練習を続けます。

柳をもう少し。その後、新しい文字の練習を始めたいと思います。

これまでの練習記録

今週の勉強時間 トータル勉強時間
250分 8,275分
今週の練習文字数 トータル練習文字数
300 15,905

これまでに練習した文字と文字数

1,691 3,650 635 4,967
1,577 5 640 660
20 20 20 20
780 1,550

勉強にかかった費用(教材やらペンやら紙やら)

費目 費用
まっすぐな線が引ければ字はうまくなる 1,320円
サラサクリップ3本 315円
ユニボールシグノ太字4本 660円
ユニボールシグノ太字替え芯4本 352円
ノート PLUS NO-005AS(家にあったもの) 0円
ルーズリーフ(ダイソー) 110円
書きやすいルーズリーフ(マルマン) 297円
3,054円

以上。皆さまのペン字練習に一歩でも前進を。ペン字練習ライフを応援しております。(管理人)

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