インターフォンも鳴らさず、ドアをガチャガチャ開けようとする配達員いませんか?
マンションやアパート住まいの方はなかなかいないと思いますが、一軒家に住んでいるといるんです。
突然、玄関の方から「ガチャッガチャッ!」
インターフォンはもちろんあります。ただ、門扉の所についていなくて玄関先に付いている家です。だからってね、いきなりドアを開けようとするのは、なしでしょ。本当に心臓に悪いです。
百歩譲って、インターフォンを鳴らさなかったとしても、声で在宅を呼び掛けませんか?この配達員、何を考えているのか何の前触れもなくドアガチャしてくるんですよ。
1回目、2回目は我慢しました。それにたまたまだろうとも思いましたし。でも、3回目は我慢できません。
なんでインターフォンを鳴らさないんですか?
「いないのかと思いまして・・・」
意味不明です。この人と長話するのも気持ち悪さがありましたので、この配達員の会社に事情を説明しました。要はクレームです。
お客様窓口にクレーム
配達会社のお客様窓口の連絡先があったので、電話をかけました。
お客様窓口の担当者には、この配達員が何度かいきなりドアを開けようとしてきて困っていることをお話しました。
お客様窓口の担当者からは、
- 特別な事情がない限りは呼び鈴を鳴らすのが通常の対応であることの説明
- 大変ご迷惑をお掛けしましたとのお詫び
- いつの配達時間のものか、配達員の名前などの確認
などがありました。支店にも伝えて、このようなことが二度と起こらないようにしますとのお話でした。
それから管轄の責任者の者から再度事情の説明をさせていただくという話になりました。
副局長がお詫びに自宅にやってきた
数日後、管轄の責任者である副局長からご自宅にお伺いしてお詫びと事情の説明をさせて欲しい旨、電話がありました。
そして、副局長のお話では。
- 通常の業務ではあり得ないこと
- 稀に高齢者のお宅などで耳が聞こえづらくドアを開けて呼び掛けることがある
- しかしお客様は高齢者でないことは分かっているので配達員の対応は間違っている
- お客様には恐怖感を与えてしまい本当に申し訳なかった
- 該当の配達員は、こちらの地区の配達から外させていただく対応を取った
- 該当の配達員もかなり反省をしていた
このようなお話でした。
勝手に人の家に入り込もうとするって不法侵入では?
配達員や水道、電気の方もそうですが、人の敷地内に入って作業を行うことがあります。通常の作業の範疇なら特に家の人に声をかけることなく、敷地内に入り玄関先まで行ったり、メーターのチェックなどをしているわけです。
これ自体は、必要な作業なので不法侵入に該当することはありません。
配達に関しては相手に物を届ける業務で敷地に入ろうが特に不審に思いませんし、不法侵入とも考えません。ですが、勝手に人の家に入り込もうとする事は別です。許可なく人の家に入り込もうとするなんて石器時代でも咎められるでしょう。
それに余計な犯罪を招くかもしれないのですから
もし、家の鍵が開いていたら入っていってしまうんでしょうか?泥棒と間違えられても仕方ありませんし、不法侵入だと思われても文句も言えないでしょう。
次に、玄関まで入ってしまったとして、家の人が誰もいない様子だったらどうするのでしょうか?普通は、そのまま不在票をポストに投函するなりして帰るでしょうね。
では、玄関にある下駄箱の上に、やや厚みのある銀行の封筒が無造作に置いてあったらどうしましょうか?やましいことがなければ、見向きもせずに立ち去るでしょうね。
仮に、配達員が借金などをしていて、生活に困窮している状況だったらどうでしょうか?普通は、普通の状態なら犯罪になるような行為をしない人でも魔が差すことがないと言い切れるでしょうか?
つい、やや厚みのある銀行の封筒に手をかけてしまったとします。そして運悪く家の人が帰宅して鉢合わせしたとしましょう。家の人は配達員を装った泥棒だと勘違いするかもしれません。揉み合いになり、突き飛ばし怪我をさせたら傷害事件です。強盗未遂事件かもしれません。
もし、運良く家の人が帰宅せず、魔が差してお金を持っていってしまった場合、窃盗罪。10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処される可能性があります。
これらは憶測ですが、勝手に人の家に入り込もうとしなければ憶測すら必要ない起こりえない出来事のはずです。真面目な人間でも時と場合、置かれている状況によっては、魔が差すことがないとは言い切れないのではないでしょうか?
会社としてもこのような犯罪が起きてしまったら大きな問題になることは間違いないでしょう。
こんな例え話を副局長と会話していたのですが、勝手にドアガチャされた私も配達員も会社も誰一人として良い事がないことです。犯罪になるかもしれないようなことをするんじゃねーよ!
これ以降はドアガチャされることはなくなりましたが、突然ドアがガチャッガチャッなるなんて本当に勘弁してほしいと思った出来事です。