ペン字練習記59 字形は分かってるのに書けない現象

アラフォー（男）がペン字の上達の過程を記録すると共に試行錯誤、紆余曲折の練習記を綴っています。
ペン字をされている方へ何かしらお役に立てれば幸いです。

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字形は分かってるのに書けない現象

お手本はよく見ているし、字形も分かっている。でもその通りに書けない。
こんなことってありませんか？

例えば、「三」という字の上下の空間の間隔は、等間隔に。
「馬」の字の横画は、同じ角度で。
この他、中心を取るようにバランスよく書くなども必要なこと。

しばらく練習を続けていれば、誰しもそれが大事だしそのように書こうと意識して練習をすると思うのですが、それでも書けない現象が起こります。

少なくても字形の釣り合いを取るには必要なことで、これができるだけで相当上手な字が書けそうです。でもそれができない。

例えば上の字は、「齢」の旧字体になりますが、左辺の横棒は同じ角度で書いた方がすわりがいいし、お手本もそのように書かれています。
それはわかっていて、そのように書こうとしているのはやまやまなのですが、それでもわずかに角度にずれが起きます。気を付けているのに。

私の場合だと、これまで「年齢」という字は少なからず書いたことはあります。
ただ、今ほど字の大きさや角度、筆画の良し悪しなんて、考えて書いていたわけではありません。角度なんて同じ角度になるように意識したことなんてないんですよね。
そうなると、練習を通じて新たに覚えていくことになるわけで、癖字という程ではないと思いますが、自分の中で理解するまで練習を重ねないと手が動かないんだと思います。

それから、上の字だと左辺の「L」の部分は同じ角度で書けていませんでしたが、これはとめに少し意識が寄っちゃってるからだと思います。
書き始めは垂直になるように、横に折れたらやや斜め上がりに、とめは少し右下に流れる感じでとめる。

私の場合、「やや斜め上がり」くらいの意識ではダメで、横画の角度をきっちり合わせるくらいの意識を持たないといけないようです。
今の段階では、一画の中で複数の課題があると何かしら不具合が起きてしまうんだと感じています。

「質」は書き始め

質は書き始めたばかりですが、これも左寄りになってしまっていました。（加えて全体的に縦長）

質の字もそれなりに書くことが多い字だと思いますが、上部の「斤」でバランスを取っているのは練習を始めて理解したことです。
普通に書くと「斤」って左右同じ感じで書いてしまうのですが、左は払いを長めに、右は横棒を長めに書いてバランスを取る。
この理解はありませんでしたし、つい書き急ぐと左右同じ大きさで書いてしまう癖が出てしまうみたいです。

自分自身、そんな癖があるなんて思っていませんし、書いていて癖が出てしまっている感覚もありません。
でもそれが癖なんでしょうね。自覚すらない癖。
こういうのを矯正していかないとダメなことは重々承知ですが、これがすぐに直るわけではないところが大変だと思います。

自覚すらない癖って厄介だと思います。
しかも、それに気付かないとずーっと直らないと思うので、まずは気付くところから必要。
独学だと気付くのが難しいかもしれませんけど、自分の字もそうだし、お手本もそうだし、色々な人の字を見てそのわずかな違いを拾っていく。その積み重ねで気付きがよくなるのかもしれません。

今週の練習予定

垂直点下（質）を引き続き。
その後、左払点（商・六・雍）を練習します。

これまでの練習記録

これまでに練習した文字と文字数

勉強にかかった費用（教材やらペンやら紙やら）

ユニボールシグノ太字のインクがなくなりました。替え芯に取り替えています。（24本目）

以上。皆さまのペン字練習に一歩でも前進を。ペン字練習ライフを応援しております。（管理人）

次回の練習記録

ペン字練習記60 短めな垂直線も書き方やコツがあった

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