POG2020-2021指名馬近況。クラシックを控えて

 大駆け期待のリフレイム、ダート(の短距離)で妙味ゼンノアンジュ、未勝利戦でもがく牡馬達かぁ..血統良し、前評判良し、人気背負うも勝ちきれない指名馬。クラシックを控えて近況をまとめようと思いましたが、クラシックに参戦できる馬はいるのかというレベル。でも、頑張って欲しい。

指名馬の戦績(2021年3月12日時点)

指名順 馬名 成績 賞金 厩舎 所在
1 牡スワーヴエルメ 0-1-0-0 280 堀宣行 美浦
2 牡ゾディアックサイン 1-1-0-1 790 萩原清 美浦
3 牡サトノスカイターフ 1-2-0-1 990 池江泰寿 栗東
4 牡ミッキーセレスタ 0-0-0-2 110 国枝栄 美浦
5 牡グアドループ 1-2-0-2 864 田村康仁 美浦
6 牝リフレイム 2-0-0-2 1810 黒岩陽一 美浦
7 牡サンデールーカス 0-0-0-0 0 清水久詞 栗東
8 牡ブルーシンフォニー 1-1-0-3 2100 伊藤圭三 美浦
9 牝フラーズダルム 1-0-2-1 1880 松永昌博 栗東
10 牝ゼンノアンジュ 2-0-1-2 1940 浅見秀一 栗東



指名馬戦績コメント

1位指名

牡  スワーヴエルメ

父  ドゥラメンテ
母  アイムユアーズ
母父 ファルブラヴ

昨年の12月に歩様がよくない話があり、放牧。その後、2月下旬にようやく入厩するまでこぎつけました。(長かった)

これだけ順調さを欠くとクラシックうんぬんは秋に叶えばの話かもしれません。現状せっかく態勢整えてきてるところなので、未勝利脱出は期待したいところです。一発クリア、休養させて秋以降の活躍に期待なのかなと思います。

2位

牡  ゾディアックサイン

父  モーリス
母  レネットグルーヴ
母父 キングカメハメハ

前走の若竹賞は、少頭数ながら1枠発走。デビュー戦と同じく嫌な1枠となりました。

道中も首を振って嫌がってましたし、馬群という程密集はしていませんでしたが、スローで折り合い付かずに見えました。直線も荒れた内を避けてせっかく外々に持ちだしたのにムチを入れたら内に切れ込みすぎるという残念なレース。最後は追うのを止めてましたけど地方馬にも抜かれるんじゃないかってくらいで。

現状だとやっぱり内枠だと厳しくて、外目をゆったり周って気持ちよく走らせてあげないと凡走確率が高いのかもしれません。気性大事ですねぇ。

若竹賞後に放牧に出されていますが、近々復帰が見込まれているようです。

3位

牡  サトノスカイターフ

父  ディープインパクト
母  シーヴ
母父 Mineshaft

ルメール続戦で未勝利脱出できずでしたが、ようやく前走で勝ち上がり。

ポリ調整だし、調教師の「パンとしない」発言もあって、前走も厳しそうだなぁと思いきや直線真っ直ぐ駆け上がり1着。

タイムは、1:35.2 で良くも悪くもって感じですが、翌日のきさらぎ賞(2000m)のタイムが、2:01.0 でしたので、単純比較するとかなりの好タイムだったのではないかと。

現在はリフレッシュ放牧中で、マイル路線の発言があったことから次走の結果次第ではNHKマイルも見えてくる?

4位

牡  ミッキーセレスタ

父  ハーツクライ
母  セレスタ
母父 Jump Start

前走の未勝利戦を見るに、脚元に不安があってやむを得ずダートで・・・って感じなんでしょうか。あまりの惨敗に適正以前の問題なのかと思いました。

一つ上のダノンセレスタも未勝利脱出まで時間がかかりましたので、今後の成長に期待します。

5位

牡  グアドループ

父  ヴィクトワールピサ
母  マンビア
母父 アルデバランII

前走は大きなハナ差の未勝利勝ち。前の馬を追いかける展開だと伸びる感じがありました。

それにしても、デビュー後に距離延長して試していましたが、行きついた先がダートの1400mというのも嬉しさ半分な方も多そうです。

また、元から大きかった馬体はデビュー時の510kgから前走538kgまで増えました。クラシック路線に戻るのも考えにくいですし、現在放牧中のようですが、帰厩後もダートの短距離戦なのではと思います。

6位

牝  リフレイム

父  American Pharoah
母  Careless Jewel
母父 Tapit

クイーンCの敗戦は、かなり肩を落としました。

現状、真っ直ぐ走るのが難しく、馬混み厳しい、左回りしか走れない。大成するには課題が多い模様。

馬自体の能力は間違いなくあると思いますし、応援している人達みんなが思っていることだと思いますが、これだけ大きな課題をいくつも持っていると厳しいところです。

前走、道中は結構いい感じに進めたと思いきや、直線は全く伸びず・・・首向き悪く真っ直ぐ走らせようとするのが精いっぱいに見えました。

ただ、前走後はチークピーシーズを装着して併せ馬で調教をこなすなど少しずつ前進しています。次走は、フラワーCに決まったみたいなので、右回りと距離延長になりますね。
ちょっと気になるのは道中の位置取りですが、思い切った逃げや後方待機はあるんでしょうか。個人的には思い切った作戦を取るとしたら後方待機になるのではないかなと思っています。(これまでのレースでは、スタートの出、その後の加速は普通なので、おっつけて先頭に出すより後方待機(外ぶん回し)の方が能力を出し切れる可能性が高いように思います)

7位

牡  サンデールーカス

父  ロードカナロア
母  エンジェルフォール
母父 ジャングルポケット

こりゃ、POG期間中の出走はなさそうだな。

去年の10月頃に入厩も調教できずに放牧。その後行方不明。

8位

牡  ブルーシンフォニー

父  スクリーンヒーロー
母  ブルーストーン
母父 コマンズ

前走のクロッカスS。出負けして後方、スローペースで脚色がみんな同じになってしまい詰められず。でも、展開次第では上位に食い込めるくらいに見えました。(なんでもっと早く上がっていかないんだとかあれじゃ差せるわけないとか言われたりもしてましたが、そこまで悪いレースではなかったと思います)

どうやら次走は、ニュージーランドTが視野に入っているそうです。もはや人気もしないでしょうし、結構狙い目な気がしてます。

9位

牝  フラーズダルム

父  キズナ
母  クーデグレイス
母父 ホワイトマズル

次走は、ダートという話が出ておりましたが、骨折が判明し全治三ヵ月とのことでした。

術後、順調であれば復帰も見えてくるかもしれません。(早くて5月かな)

10位

牝  ゼンノアンジュ

父  ヘニーヒューズ
母  ウインアンジェラス
母父 Bertolini

前走ヒヤシンスSでは、全く人気せず8番人気。でも応援補正とオッズを見たら距離が長いとわかっていてもスケベ心にサイフのヒモが緩んでしまうのも仕方ありません。複勝で勝負した人も多そうです。しかし、8番人気の前評判通り、結果も9着。やっぱり距離が長かったかぁ..と思ってしまう。ただ、最後はずるずる下がるような印象はありましたが、力尽きたとか脚があがってしまうくらいのドタバタ感はなく、得意な距離に戻ればいいレースができそうな感じがしました。

次走は、昇竜Sに登録があります。ルーチェドーロ、デュアリストなど強い馬の出走もありますが、ヒヤシンスSより期待の持てる昇竜S(1400m)だと思っております。


以上です。これからクラシック。楽しいPOGライフであることを!お読みいただきありがとうございました。

ドラフト指名時の感想は、こちらにまとめてあります。