滅多にないけど、あった時に本当に困る、旧住所に送ってしまった時。
私の場合は、数年ぶりに使った通販でありました。購入時の際、入力フォームに旧住所(前回入力したもの)が残っていたらしく、よく確認しないでそのまま購入を進めてしまい、やられました。
しかも気付くのが遅く、なかなか来ないと思って荷物の配送状況をWEBで確認したら・・・
まさかの「配達完了」
ここで旧住所に送ってしまった事実に気付きました。
でも、「配達完了」ってことは、旧住所に今住んでる人が受け取ってしまったってこと?
自分宛の荷物じゃないのに受け取ったってことになるけど・・・。
荷物を旧住所に送って配達完了になってた時にすべきことを整理しました。
目次
- 諦めなくてもいい。自分が全て悪いわけじゃない
- 荷物は、今どこにあるのか?を確認
- まだ、届けられてなくて配送会社にある場合
- 宅配ボックスに入れられてしまった場合
- 旧住所に住んでいる人が受け取ってしまった場合
- 送付状のサインを配送会社に確認してもらう
- 配送会社に荷物を回収してもらい、転送してもらう
- 荷物の回収が難しければ、送り主に相談
- 自分で旧住所に取りに行く
- 諦める
諦めなくてもいい。自分が全て悪いわけじゃない
私も最初、最悪諦めるしかないな・・・と思ってました。よく確認していない自分が悪いと思っていましたから。
でも、住所は間違っていましたけど、受け取る人が全然違う人なのに荷物を渡されてしまうのっておかしくないですか?
本来は、送付状に書かれている、どこどこの住所のAさんに届けなければいけない荷物なので、勝手に知らない人に届けてしまうのはおかしいです。
荷物の引渡しに関しては、大手配送会社(クロネコヤマト、佐川急便、郵便局)の約款には以下のような内容が明記されています。
荷受人等が不在の場合等の措置
次に掲げる者に対する荷物の引渡しをもって、荷受人に対する引渡しとみなします。
1.配達先が住宅の場合 その配達先における同居者又はこれに準ずる者2.配達先が前号以外の場合 その管理者又はこれに準ずる者
各社ほぼ同様の内容です。
上記から住宅の場合であれば、同居者又はこれに準ずる者 でなければ、荷物の引渡しはできません。荷受人が不在、または同居者又はこれに準ずる者が在宅でなければ、不在連絡票を置いて帰ることになります。
こうした配達の取り決めを行っているため、受領書にはサインを書く欄があるわけです。誰が受け取ったのかを明確にするために。
旧住所に送ってしまった負い目はありますが、荷物を知らない人に勝手に引き渡すのは、配送会社の誤配です。
自分が(全て)悪いわけではないので、諦める必要はありません。
荷物は、今どこにあるのか?を確認
荷物の配送状況が「配達完了」となっていた場合でも、配送会社に連絡をして荷物が今どこにあるのかを確認しましょう。単なる配送ステータスの誤りかもしれません。
問合せの際、旧住所に送ったことは言う必要はありません。こちらのミスと思われると対応が悪くなります。あくまで知りたいのは、荷物が今どこにあるかです。
配送状況が「配達完了」になってしまっていること荷受人の私も同居している家族も受け取っていないこと
を伝えましょう。すぐに調べてくれます。(配送会社も誤配だと大変なので優先して対応してくれます)
まだ、届けられてなくて配送会社にある場合
この場合はラッキーです。新住所に転送してもらえば解決。もちろん着払いになるので、着払いの費用は自分持ちです。もし、依頼主でないと転送を受け付けられないと言われたら、依頼主である通販のお店などに連絡して、新住所に転送していただけるよう伝えましょう。
ただ、配達完了していないのに、配送状況上は「配達完了」というのも腑に落ちませんが、配送ドライバーの操作ミスなのかもしれません。
(個人的には配送ステータスのミスは佐川が多いイメージ。過去に不在票もなく「配達完了」にされてしまったことが2回もあります)
宅配ボックスに入れられてしまった場合
旧住所がアパートやマンションの場合、宅配ボックスに入れられて「配達完了」ということがあります。
この場合、荷物の回収は配送会社ではできません。宅配ボックスを使用して荷物を引渡すことは何ら問題がありませんので。
宅配ボックスに入れられてしまった場合は、
- 自分で取りに行く。
- 管理会社や大家に荷物を回収してもらい転送を依頼する。
になると思います。また、宅配ボックスの解錠番号が分からない場合は、管理会社や大家の協力が必要になります。
いずれにせよ、管理会社や大家への一報は必要だと思いますので、速やかに連絡をした方がいいでしょう。
旧住所に住んでいる人が受け取ってしまった場合
これが最悪。面倒なことになります。
送付状のサインを配送会社に確認してもらう
荷物を受け取る際に、受領印またはサインをしているはずです。配送会社に送付状のサインが誰であるかを確認してもらいましょう。
もし、全く知らない名前の人の印鑑やサインであれば、配送会社の誤配です。
さらに、最悪なケースだと、サインの名前が荷受人の名字で書かれてしまっている時。本来は、受け取った人の名前を書くものですが、同棲カップルなどで名字が違うのに荷受人の名字でサインする人もいます。(ドライバーに同居人かの確認をされるのが面倒などの理由で)
今回のケースでは、旧住所の方が知らない名前になっているはずので、普通であれば荷受人の名字は書きません(知らない人の名前を書くことになるので)。万が一、荷受人の名字でサインされてしまった場合、一概にドライバーが悪いとも言えなくなります。この場合、旧住所に住んでいる、サインをした人の名字を突き止める必要があります。受け取った人のサインが正しくない(同居者又はこれに準ずる者でない)ということを証明し、配送会社の誤配を明らかにするためです。
配送会社に荷物を回収してもらい、転送してもらう
配送会社の誤配であった場合は、配送会社に荷物の回収を依頼します。配達から時間が経っていなければ未開封のまま回収できるかもしれません。
もし、開封してしまった場合でも中身の状態を確認してもらい、無事であることが確認できるなら回収をしてもらうののもいいでしょう(配送会社に断られる場合あり)。回収可能な場合は、新住所に転送してもらうことになります。
開封済みで、中身がダメ(食べ物なら食べちゃった)などであれば、回収してもらっても困るだけなので、送り主に相談が必要です。
※転送してもらう場合の費用はどっちもちか?というのもありますが、誤配してしまった配送会社持ちか、旧住所を指定しまった自分持ちかは要相談になると思います。
荷物の回収が難しければ、送り主に相談
届け先に旧住所を伝えてしまった非は自分にありますが、お店も商品を引き渡す義務があります。
補足すると、民法第555条に以下の条文があります。
(売買)第555条売買は、当事者の一方がある財産権を相手方に移転することを約し、相手方がこれに対してその代金を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。
買い手は支払いの義務が生じ、売り手は品物を引き渡す義務が生じます。また、売り手であるお店は、商品を完全な状態で引渡す義務を負っていると解されます。
というわけで、ここまでの経過を送り主であるお店にお伝えします。
荷物の補償に関しては、配送会社とお店で相談してもらうとして、購入した品の扱いをお店と相談しましょう。同じ品を送ってもらうのか、キャンセル扱いの返金なのかは話し合いになると思います。
自分で旧住所に取りに行く
意外と手っ取り早いのは自分で取りに行く。旧住所が遠くなければ、色々と面倒なやり取りをせずに解決できるかもしれません。
ただ、アポなしで知らない人のお宅を尋ねることになるので、すんなり事が運ぶかは相手次第だと思います。(間違って受け取ってしまったことに気付いていれば、配送会社なり依頼主なり自分なりに電話連絡するでしょうしね。それをしない相手となると・・・)
旧住所の大家さんに相談
旧住所の大家さんの連絡先を知っていたり、相談ができそうな方であれば、大家さんを介して話を進めるのもいいかもしれません。
今住んでいる方と話をしてもらえれば、転送してもらったり、受け取りに行く調整もスムーズになると思いますので。
諦める
高額なものでなければ諦めるという手も。
受け取られた旧住所の方次第になりますが、連絡があったりするかもしれません。
また、お店には事情は伝えてみて、何かしら対応を取っていただけるかもしれません。(お店の善意にもなると思いますが同じ品を送りなおしてくれるしれません)
以上になります。自分が悪いのですが結構手間になることがあります。荷物の中身次第では諦めるのが一番楽というのもありそうです。