私は字が上手くなる前提条件を満たしていない

 私は字の練習をすれども上達のしない人でした。

ペン字の練習帳を買ってきて繰り返しお手本通りに書いてはみても自分の思ったようには上達せず。
練習量が足りないかと思い、1日最低1時間は練習の時間を取ってみても効果が表れない。
一日にして成らずなのはわかってはおりますが、それでも何かがおかしいと思っていました。

しばらく字の練習から離れてしまっていましたが、今年こそは上達をしたいと真剣に考えています。私の今年の目標は「字の上達」です。



ペン字の練習を始める前の情報収集で分かったこと

人の書く字を見て、あぁこの人の書く字は上手いな。こんな風に自分も書ければな。と思うことがしばしばあります。

これまではいざ綺麗な字を書けるように練習をしようと思うと練習帳を買ってきてお手本通りに書き写すような練習が多かったのですが、これは自然なことだと今でも思います。
書店でペン字の本を探してみてもその本の多くが練習帳ですし、これまで生きてきた中で文字を書くこと自体は手慣れたものです。何も見なくても文字を書くだけなら書けるんですから。
だから上手い人の字を見て近付けるように練習するっていうのは王道ですし、多くの方がされている練習方法だと思うのです。

でも私はこれでは上手くならなかった。

もちろんなぞって書けばそれなりに綺麗な字を書くことはできます。
でもお手本のない普段の生活で手紙や封筒の宛名を書く程度のことでも上手く書くことができなかった。封筒の宛名なんてそれこそ綺麗に書こうと意識すると思うのですがそれでもいまいちなのです。

同じ練習帳を使っても上達する人はいらっしゃると思うし、しない人もいると思います。なんでかなぁ..と思うわけです。

私の今の文字レベル
かなり殴り書きに近いですが今の文字状態

私は字が上手くなる前提条件を満たしていない

これまで練習はそれなりにした時期もありましたが全然うまくならずに来ています。悩みといってもいいくらいの代物です。
今年こそは綺麗な字を書きたいと真剣に思い、何がダメなのかを理解するためにペン字本やネットなどで情報収集から始めてみました。

例えば書店のペン字本を眺めてみると

「30日できれいな字が書ける」
「美しく正しい字が書ける」
「なぞるだけで美文字が書ける」
「かんたん、1日10分で字がうまくなる」

本当に色々な本があるもので、タイトルも本当にそうなるのであれば即購入したいくらいのもの。
何冊かは書店で目を通して見ましたが、その実、やはりお手本が書いてあってお手本に倣って書く練習をするような仕上りです。

ただ共通して書かれている中に「ペンの持ち方」「正しい姿勢」というのが必ずあります。
大抵、1ページくらいで説明がされているもので、どの本やサイトの情報でも似通ったものでした。
私もこれまでに幾度となく見てきましたし、たしかに大事だな。とも思っていました。しかし、いざ字の練習をしているとなると「ペンの持ち方」「正しい姿勢」というものをどこまで意識してできているかというと怪しいものです。

試しにいつも通りに書いてみると、特に姿勢が悪い事に気付き、正しい姿勢で書かないと綺麗な字が書けないというのが確かなら、私は綺麗な字が書けない姿勢で書いていました。
具体的には、紙と顔は近すぎますし、紙は右寄り、ペンの持ち方こそ悪くはありませんが、手先だけで書いてしまっているような状態でした。

このままだと何がまずいかというと、真っ直ぐ字を書くことができないと思います。もちろんそれなりに真っ直ぐ書くことはできると思いますが、綺麗な字と呼べる程に上達するのが難しいのは確かだと感じました。

これは今まで文字を書いてきたクセとも言えるものだと思い、まずここをクリアしないと文字の練習をしても上達のスピードは遅く、ある一定以上は上手くなれないとも思いました。

あまり意識してこなかった書く時の正しい姿勢

今までの文字の練習ではそこまで意識をしていなかった姿勢ですが、ここをまず矯正する必要があるようです。

私が思うに、意識して正しい姿勢を取るのではなくて、無意識でも正しい姿勢が取れ、その姿勢で文字を書ける必要があると感じています。そうなると染み付いたクセを矯正する必要があるのですが、これにどれ程の時間がかかるものなのか・・・。

正しい姿勢を取ることだけの練習をするわけではないのですが、書く練習を進めるにしてもこういった前提条件から一つ一つクリアする必要があるのだと考えました。

私の今の文字レベル
ざーっと書くとこのくらいの字

ペンの持ち方は、手先の部分だけでなく手(腕)全体が大事

これも今まで意識がなかったことの一つ。
ペンの持ち方って、手とペンが触れている手先の部分だけでなく、手(腕)全体の型が大事。

私はペンの持ち方自体は悪い方ではないと思っています。多くの練習本が指南している持ち方とほぼ同じ持ち方をしていますし、書いている途中にペンの持ち方が崩れてしまうようなこともありません。

しかし、手(腕)の状態がどうなのかというと、机との設置面が多い方で手全体を自由に動かせる体勢にはなっていないことがわかりました。
書道の世界では机や紙に腕がべったりついて書くことはないとは思いますが、ペン字など普通に文字を書くとなると手と机の設置面は人によって様々なような気がします。
私の場合は、手が動きにくいように机に手がついてしまっているような感覚があり、手(腕)を自由に動かしづらい体勢で書いているのがわかりました。手先だけで書いているようなイメージです。

これも長年のクセのようなものですが、上達を阻んでいる一因だと感じました。

私の場合、字の上達は正しいペンの持ち方、正しい姿勢から

というわけで、私の場合は文字の練習をいきなり始めるより、正しいペンの持ち方や正しい姿勢を手に入れるところから始めた方が良さそうです。
今のところこの矯正に2ヵ月くらい時間がかかりそうだとふんでいますが、意識しないで字を綺麗に書ける姿勢になりたいです。

練習をするにあたって、何からすべきかは人それぞれだと思いますが、いきなり練習帳に文字を書く前に自分にはどの部分の課題をクリアすると良いものかを考えるのも大事ですね。

これから少しずつ練習を進めて今年こそは綺麗な字を書けるようになっていたいと思っています。

以上になります。ペン字の練習をしている方の上達をお祈りしています。(管理人)