アラフォー(男)がペン字の上達の過程を記録すると共に試行錯誤、紆余曲折の練習記を綴っています。ペン字をされている方へ何かしらお役に立てれば幸いです。
勉強の記録
日付 | 勉強時間 | 勉強内容 |
---|---|---|
7/20~7/26 | 150分 | お手本の確認 |
7/20~7/26 | 130分 | 「要」「妙」の臨書 |
練習に使っている道具
練習に使っているペン | ユニボールシグノ太字 UM-153 |
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練習に使っている紙 | マルマン書きやすいルーズリーフA5 L1307H |
独学で上達するにはこれを理解できないとダメ
今のご時世、教材もありふれているし、特別な道具が必要なわけでもないし、お金をかけずに練習はできるから独学も難しくないペン字の練習だと思います。
タイトルが少し偉そうですが、事実、独学で練習をしていて上手くなる人とそうでない人に分かれます。その分かれ道というのは、やはり、独学でやっているので誰かに指導されたり指摘を受けることがない点です。悪いところがあれば自分で直さないといけませんし、その悪い点を見つけて、直す方法もわかっていないと上達できません。
もちろん、教材を購入している方は、作者である書道やペン字の先生が練習方法を示してくれているので、上達の道筋は少なからずあると思います。でも案外、その内容って曖昧な部分があったりします。
例えば、ペン字の教材によく書かれている上達のコツや練習方法と言えば、
『お手本を見て、その文字の特徴を理解すること。』『文字の特徴を理解したらお手本通りに書くこと。』
この内容に加えて、姿勢やペンの持ち方、書き順、とめ・はね・はらい、中心の捉え方、字配り(空間の取り方)、余白の考え方、など色々と記載がありますね。これらを踏まえて実際に書く練習に臨むわけですが、ここから先は自分次第というのがほとんどです。
よく書かれている上達のコツや練習方法というのは、簡単な話「お手本通りに書きましょう」なんですが、独学でやっているとこの意味を理解するのが人によって差が出るところだと思います。
じゃあ、お手本通りって何?っていうのが、分かりやすい言葉では書かれていなくて、その教材の作者が言いたいのは、
『1mmも違わず、寸分狂わず、正確に書け』
ということなんですが、この意味を「お手本通りに書きましょう」から読み取る必要があります。まあ、厳しい口調で書かれた教材なんてなかなかないので、自分の中で鬼教官に指導されていると思って読み取らないといけない面があります。
もし、ペン字教室に通っていたら「お手本通りに書きましょう」をもう少し具体的に、
- 横にお手本を置いて書く。
- どうしても書けない場合は、なぞり書きする。
- ある程度形を理解してきたら、お手本を見ないで書く。
- 書いた後にお手本と照らし合わせて、悪い点を修正していく。
これらに加えて、先生から見たあなたのクセのような点を指摘いただけることもあると思います。
まとめると、独学で上達するには、
- 「お手本通りに書きましょう」の意味をよく理解する必要がある。
- 練習の仕方はある程度自分で考えないといけない。
- 悪い点を発見して、自分でどう直せばいいか考えないといけない。
思うように上達しない時に、自分で突破口を見つけられないと難しいのが独学だと思います。
ゆっくり丁寧に書くと線がぶれる、ゆがむ・・・これのまともな回答がないのが指導の現状
「ゆっくり丁寧に書くと線がぶれる、ゆがむ」私のことです。
これって練習を始めた多くの人が通る道かもしれませんが、この悩みに対してまともな回答って聞いたことありません。身内に高名な書道家先生に20年以上習っている者がおりますが、悩み相談してもしっくりした回答はありません。
「丁寧に書く=ゆっくり書くじゃない」「勢いも大事、流れるようにサッと書く」「起筆と終筆は、打ち込み、とめ・はね・はらいを意識して、運筆は流れるように書く方がいい」「気持ちを込めて書く、考えすぎないで書く(考えすぎると運筆が悪くなる)」
この悩みに対する回答ってこんなところじゃないでしょうか?私の場合、この回答だと全く解決に至らない内容です。
そして、行きつく先は、
- 繰り返し書く
- 手が覚えるまで書く
- お手本を見ないでも書けるようになるまで書く
結局、脳筋練習を強いられるってわけで、これがまともな指導なのかって思うくらいです。
とは言え、マンツーマンで指導していただけるような所ならもっと詳しくヒアリングして、悪い点を的確に見つけて手ほどきしてくれる場合もあると思いますが、そんないい先生を見つけるのもなかなか難しそうです。
この回答の問題点があるとすれば、書ける人の視点でしか考えられていない所です。だから、流れるようにサッと・・・運筆の速度の話しかないんです。
本来はこの問題に関して、なぜ、線がぶれる、ゆがむのか?を突き詰める必要があるはずなんですが(その人は悩んでいるので)、十分なヒアリングや理解がない上での回答な気がします。
- ゆっくり書かなければ、線はぶれないのかゆがまないのか?
- 線がぶれない時があるならその時との違いは?
- 書く文字の大きさを変えても同じか?(練習の文字が小さすぎ、大きすぎないか?)
- ただの直線を書いても同じなのか?
- 書く姿勢は、ペンの持ち方はどうか?
- ボールペンを鉛筆に変えても同じ状況か?
- 下敷きは書きやすいものか?
問題のある個所を一つずつつぶしていって、最後に「流れるようにサッと書く」というのを付け加えるならよくわかります。
独学でやっていて、上手く書けない相談をした時に、書道教室やペン字教室に習いに行くのが上達の近道。なんて言う方もおりますが、思考停止の聞くに値しない戯言の範疇くらいに思っています。(教室全否定ではないのです。自分に合った指導をしてくれる先生や教室でないと思った程の上達は得られないと思うので・・・)
先週練習していた字「要」「妙」
先週は、引き続き女の部首の文字。
線がなるべくぶれない、ゆがまないように意識して練習しています。この副作用で、線の太さ・細さのコントロールがきかなくなっていますが、太さ細さも上手く書けることを目指します。
今週の練習予定
女の部首のつく字を続けて練習。「威」など。この後は、新しい字画を持つ字を練習します。
これまでの練習記録
今週の勉強時間 | トータル勉強時間 |
---|---|
280分 | 10,975分 |
今週の練習文字数 | トータル練習文字数 |
210 | 18,735 |
これまでに練習した文字と文字数
一 | 十 | 二 | 三 |
---|---|---|---|
1,691 | 3,650 | 635 | 4,967 |
王 | 正 | 有 | 得 |
1,577 | 5 | 640 | 660 |
棍 | 保 | 椅 | 待 |
20 | 20 | 20 | 20 |
役 | 柳 | 底 | 危 |
780 | 1,670 | 420 | 840 |
心 | 思 | 志 | 忍 |
240 | 470 | 110 | 20 |
応 | 恥 | 女 | 要 |
20 | 30 | 350 | 130 |
妙 | |||
80 |
勉強にかかった費用(教材やらペンやら紙やら)
費目 | 費用 |
---|---|
まっすぐな線が引ければ字はうまくなる | 1,320円 |
サラサクリップ3本 | 315円 |
ユニボールシグノ太字4本 | 660円 |
ユニボールシグノ太字替え芯6本 | 528円 |
ノート PLUS NO-005AS(家にあったもの) | 0円 |
ルーズリーフ(ダイソー) | 110円 |
書きやすいルーズリーフ(マルマン) | 297円 |
計 | 3,230円 |
以上。皆さまのペン字練習に一歩でも前進を。ペン字練習ライフを応援しております。(管理人)