TOPANGA CHAMPIONSHIPときど×ウメハラ戦を競馬で例えると・・・

 先日(2020/3/15)に行われたTOPANGA CHAMPIONSHIPのときど×ウメハラ戦が熱かった。

7-0完封

これで獣道2の続きは一区切りというところかな・・・と思っていたら。

視聴者側の反応だと「世代交代」「格付け完了」「もう勝てないだろうな・・・」「ウメハラは終わった」「ガイルじゃ厳しい」など、まあそうだろうなというものが多くありました。

しかし、競技者側の話を見聞きするとそこまでの完勝さの感じがなく、どことなく腑に落ちず、温度差を感じていたものです。



試合前、試合後のウメハラ選手の声

試合前

「CPTがしばらく無いからトパンガリーグ頑張ってもまだちょっと時間あるんですよ。だからまぁ、ちょっとやりますか、久々に。ちょっと籠りますわ」
(3/3 ウメハラジオ第22回)

試合直前

「今回、豪鬼戦が一番対策に使ったんで、いい試合が見せれると思います。頑張ります」
(TOPANGA CHAMPIONSHIP)

試合後1

「練習の比率は、豪鬼が10だとするとかりんとコーリンが6、ベガ2、ミカはほとんど0」
「豪鬼はまちゃぼーに使ってもらって、ほとんどまちゃぼーとやって、大谷と藤原とも少しやった。まちゃぼーメインで練習した」
「ときど戦は、3試合やった時点で今回ダメだなって思った。想定してた動きと全く違って無理だと思った」
「ガイル自体はいけると思う。プレイスタイルは変えなきゃいけないと思った」
「単純に俺の実力不足。ガイルが悪いとは思わなかった」
(3/16 個人配信)

試合後2

「スト5になってからトパンガリーグガチですよって人少なかったと思うんですよ、CPTがあるからね」
「結果は奮わなかったけど、昔ほど別に皆トパンガリーグに力入れてないよね?」
「これくらいでも勝てるでしょ?っていうか、まぁ1リーグっていうか1大会」
「だからまぁ、やたらトパンガリーグに向けて頑張ってるやつがいたなぁって印象ですね」
(3/17 ウメハラジオ第24回)

マスコミの切り抜きみたいなものになっていますが、試合後の感想はあまりいい内容ではないと思いました。

アンチとか信者とかではありませんが、プロであるならスポンサーのついた大会で本気でやっていない主旨の発言はいかがなものかと。

ただ、批判などを抜きにすると、そこまで重要な一戦とは思っていないようにも感じられ、
加えて、試合後の勝ちたがりTVやTOPANGA TVも見てみましたが、選手間でもそこまでの重い1戦ではなかったような印象を受けました。

結構、視聴者側との温度差があるな・・・と。

今回のときど×ウメハラ戦を競馬で例えると・・・

夏競馬のローカル重賞(G3)

G1シリーズが始まる前の前哨戦でもなんでもないローカル重賞での一戦。

ウメハラ選手は、ローカル重賞くらいの調教で挑んだ一戦。
どきど選手は、有馬記念などのG1にメイチ勝負で挑んだ一戦。

ローカル重賞仕上げとG1仕上げじゃあ身体の出来が違います。
現役最強馬候補がメイチで仕上げてきて、歴戦の古豪がローカル重賞仕上げじゃあ勝てません。

だから、ウメハラ選手の試合後のコメントがあんな内容になるんだな・・・と。
(競馬であんな発言があったら袋叩きでしょうけど。普通に負けただけで脊髄までボロクソにヤジるのが競馬なので(金かかってますから))

今回のTOPANGA CHAMPIONSHIPは、CPTが本戦だとしたらオフシーズンの日本国内に限定した一戦。
他のプレイヤーも新キャラのお披露目であったり、キャラ変更間もない中での参加もあったわけです。

野球に例えるならオープン戦で、そこにクライマックスシリーズの気合の入れ方でときど選手が臨んできた。

勝手な考えですけど、そう考えると頷ける部分も多くある。

(ときど選手の活躍は素晴らしく貶める意図は全くありません。結果的になってしまっていますがそこは本当に申し訳ありません)

とはいえ、あれをひっくり返すくらいの勝負に今後なるかというと、本当になるのか!?と思えるくらいの一戦だったと思いました。

でも、7-0 っていうのがまたいいんだ。

これが7-2とか7-3じゃないから話題になる。
しかも負けたウメハラ選手が話題の中心っていうのも凄いわな。負けて話題もってっちゃう。

完璧ポジティブお花畑思考で言うと、負けて魅せるウメハラ選手、これはレジェンド。これがプロ。そんな一戦だと思いました。