Longeye電子ピアノ88鍵盤 FOLD PRO レビュー お値段以上ニ●リのような商品

 折り畳みできてコンパクト、88鍵盤あって、MIDIが使えてアプリで練習もできる。そして、価格も安い。

鍵盤の質感も悪くはなさそうだし、購入条件がほぼ揃っている人が多い電子ピアノだと思います。

私は、学生の頃にピアノの練習をしていましたが、大人になってまた弾きたくなり、手軽に練習できるものはないかと思って探していました。(アップライトピアノは持っています・・・実家に置いたままだから普段は弾けないです)

購入してみての率直な感想は、結構いい。ちょっとした部分で「ん~」と思う部分はありますけど、この価格だしそれ以上を求めるなら有名メーカーのちゃんとした電子ピアノを買えばいいわけで。
だから、折り畳みや88鍵盤、MIDIの機能やそれなりの質感といった条件に加えて、この“価格”で求める方に、いい商品。
個人的には、思ったより良くて条件が合うならいいんじゃないかなって思っています。

一ヵ月程度使ってみてレビューを書いてみましたが、どちらかと言えば良し悪しの「悪し」の部分を中心に書いてみました。

実際に使ってみてわかる「ん~」な部分。意外とネックになるかもしれない所もあるので、購入の判断になれば幸いです。

※レビューした商品は、『Longeye 電子ピアノ 88鍵盤 FOLD PRO』です。

目次

  1. 本体編
    • 両端が少し浮く。(安定性に少し難あり)
    • プラスチック?のにおいが気になる。
    • 一回の充電で5時間くらい持ちます。
  2. 鍵盤編
    • ちょっと軽いかな。バネが入っているようなタッチ感。
    • 白鍵・黒鍵盤がちゃんと長い。(折り畳みの中では◎)
    • 鍵盤同士の接触が気になる。(一箇所だけあった)
    • 鍵盤の高さに多少の不揃い感。
    • 鍵盤の仕上げは悪くない。
  3. 音編
    • 内部音源の質はそれなり。
    • 強弱も一応つく。
    • 音量設定は毎回必要。(めんどくさい)
    • 音量が「1」でも結構大きい。
    • 充電中の使用はノイズが入ることも。
  4. 機能編
    • 音色128種、メトロノーム、自動伴奏、録音・再生など、基本的な機能は揃っています。
    • サスティンペダルは、音色1(ピアノ)のみ効く。
    • Bluetooth MIDI対応。
    • PCとMIDIも対応。
  5. 付属品編
    • 譜面台付き、本体にセット可。
    • 専用ケースは、ペラペラで付属品は入らない。
  6. その他
    • 『FOLD PRO』と『FOLD』の違い
    • メーカー保証は一年間
    • メーカーはたぶん中国
  7. 私が購入した時の価格

本体編

電子ピアノ本体の作り、品質に関するレビュー。

両端が少し浮く。(安定性に少し難あり)

電子ピアノの写真
歪みがあるのか設置しない部分有り

写真では少しわかりにくのですが、両サイドが少し浮くような感じがあります。
折り畳みの都合上、多少の不安定さはやむを得ませんが、少し気になる部分です。

鍵盤を弾いていて気になる程のものではありませんが、物によってはぐらつきがあるかもしれません。
私は、ぐらつきを抑えるために紙を挟んで隙間を埋めていたりします。

電子ピアノの写真
少し浮いてしまっている。

プラスチック?のにおいが気になる。

使っていけば気にならないのかもしれません。
プラスチックの独特なにおいがして、苦手な方は苦手だと思います。
特に、専用ケースから取り出す時に気になるのですが、取り出してからは慣れもあってかそこまで気になりません。

一回の充電で5時間くらい持ちます。

一回のフル充電で5時間くらい練習ができました。(製品仕様上は、5~8時間のようです)
なお、空っぽの状態からフル充電になるまでは、5時間くらいだと思います。(初回利用時は、6時間程度充電してください。とありましたので、そのくらいの充電時間が必要なようです)

鍵盤編

鍵盤の質感や気になった点のレビュー。

ちょっと軽いかな。バネが入っているようなタッチ感。

電子ピアノの写真
オルガンに似ているかも。

グランドピアノ、アップライトピアノで練習されていた方は、鍵盤の重みは軽く感じられると思います。(私もそう感じました)

しかし、音楽に疎い家族に触ってもらったところ、
「ちゃんと鍵盤って感じする」
でした。(そうなんだって感じでした)

初心者には十分と思える重みや深さはあると思いますが、経験者には物足りないと思われます。

また、ピアノの鍵盤らしさを出すためか、バネが入ってるかのような反発が感じられます。強弱をつけたり繊細な音を出す弾き方には向きませんし、それこそこの電子ピアノに慣れるとそういった面ではヘンなクセがついてしまうかもしれません。

本気で練習したい方、長く楽しむ趣味にしたいと思っている方は、最初からしっかりした製品を買うか、ある程度指の動きが慣れてきたらいい製品に買い替えるのがいいのかもしれません。

白鍵・黒鍵盤がちゃんと長い。(折り畳みの中では◎)

電子ピアノの写真
白10cm、黒6cm

折り畳み式の中では、ちゃんと長さもある鍵盤です。また、黒鍵盤の幅もあります。
もちろん、重くなる(約4キロ)という弊害はあるのですが、ピアノらしさを求めると鍵盤の質感は欲しいところですね。

鍵盤同士の接触が気になる。(一箇所だけあった)

電子ピアノの写真
均一の作りとは言えない

私が購入した物だと、一箇所だけ。
鍵盤同士が接触してしまっているのか、カチャっと当たるような感じがあります。(弾きにくさはありません)
イヤホンやヘッドホンをして練習する場合は気になりませんが、本体から音を出して練習する際に少し気になったところです。このあたりは、当たり外れの部分のような気がします。

鍵盤の高さに多少の不揃い感。

電子ピアノの写真
許容範囲ではありますが・・・

まず、折り畳みの形状のせいか、内側から外側にかけてわずかに湾曲するような感じがあります。(ほとんど分からない程度のものですが)
加えて、ひとつひとつの鍵盤の高さは、きっちり揃っているとまでは言えません。

今のところ練習に支障はありませんが、少し気になったところです。

鍵盤の仕上げは悪くない。

電子ピアノの写真
象牙調仕上げ

製品案内的には、『象牙調仕上げ』
鍵盤表面は、艶消しのような仕上げ。プラスチックの安物感が出にくい作りだと思います。

音編

音質、大きさなど。

内部音源の質はそれなり。

スピーカーは左右の側背面に付いています。本体からの音はそれなりです。

強弱も一応つく。

タッチの強弱も一応あります。良いか悪いかは微妙な所で、機能としてついている程度に思っておくのが良さそうです。
もちろん、運指の練習には使えると思います。

音量設定は毎回必要。(めんどくさい)

電子ピアノの写真
音量設定がリセットされる

電源をオフにすると音量設定がリセットされます。毎回ダイヤルで調整するのが地味に面倒です。

音量が「1」でも結構大きい。

最小の音量でも結構大きめ。小さすぎても練習にならないと考えれば当然ですけど、気持ち小さめだとよかったかなって思いました。

充電中の使用はノイズが入ることも。

充電中でも一応は使えますが、ノイズが入ってしまう場合があるようです。

取扱い説明書によると、充電中の使用は想定されていません。『充電中は電源をオフにしてください』とあります。故障の原因になるかもしれないので、よっぽどのことがない限りは充電中は電源をオフにして使用をしないのがいいのだと思います。

機能編

MIDI機能も付いてこの価格はとても安いと思います。

音色128種、メトロノーム、自動伴奏、録音・再生など、基本的な機能は揃っています。

電子ピアノの写真
基本機能

『128種類音色、128種類リズム、20デモ曲内蔵、録音、テンポ、2人鍵盤、メトロノーム、サスティン、和音なども対応可能。初心者に欠かせない機能がいっぱい付いております!』

商品案内の通り、基本的な機能は揃っています。十分だと思います。
※メトロノームは、4/4,3/4,2/4,1/4拍子の四つでテンポを変えることはできません。とりあえずついているって感じです。

サスティンペダルは、音色1(ピアノ)のみ効く。

サスティンペダルの写真
サスティンペダル

サスティンペダルも付属品に付いてます。
音色1(ピアノ)のみ利用可能です。

Bluetooth MIDI対応。

電子ピアノの写真
USBで充電とMIDI、ワイヤレスも可。

Bluetooth(ワイヤレス)で、MIDIが利用可能です。
iPhoneやiPadなどios搭載のデバイスとMIDI接続できますが、Andoroidでも接続可能なようです。

PCとMIDIも対応。

PCでもMIDIが使える。USBケーブルも付属しているのも地味にありがたいです。

付属品編

一通り揃ってる。

譜面台付き、本体にセット可。

電子ピアノの写真
譜面台

譜面台が付いているので、別に用意する必要はありません。
薄いプラスチックの譜面台なので心許ない面がありますが、分厚い楽譜でもない限りは実用十分かと。

専用ケースは、ペラペラで付属品は入らない。

電子ピアノケースの写真
専用ケース

結構薄いんですよね専用ケース。持ち運びの際はぶつけないように要注意。
それと、譜面台やペダルなどの付属品は入りません。ポケットもないので別で持ち歩くしかありません。(惜しい所)

電子ピアノケースの写真
薄い

なお、収納するときの向きは鍵盤を上向きにしています。(たぶんあっていると思う)

電子ピアノケースの写真
収納の向き

その他

その他気になった点。

『FOLD PRO』と『FOLD』の違い

電子ピアノの写真
カチッとフォールドします。

longeyeの電子ピアノは、『FOLD PRO』と『FOLD』のとても似ている二製品がありました。
どっちがいいんだろう?と思っていたのですが、違いは以下のようです。

  • 譜面台を本体に取り付けられるか取り付けられないか。
  • 幅(本体長さ)の違い。

FOLD PROは、譜面台を本体に取り付けられます。また、本体の大きさ(幅)は、122.5cmです(折り畳み後は、61.3cm)
FOLD は、譜面台は独立式(本体に取り付けない)。また、本体の大きさ幅は、130cmです(折り畳み後は、65cm)

FOLDのデモ曲が30曲(FOLD PROは20曲)などの違いもありますが、大きな点は上の二つと思います。

メーカー保証は一年間

保証書の写真
保証は一年間。

amazonのレビューを見ると、結構故障があるみたいですが、保証期間内であれば新品に交換してもらっている方が多いようでした。(私のは今のところ問題なく稼働してます)

メーカーはたぶん中国

注意書きの写真
中国メーカー?

メーカーについて詳しくはありませんがおそらく中国メーカーかと。ちょっと不安はありますが、一度メールのやり取りをした際は問題はありませんでした。

私が購入した時の価格

2022年2月購入の『Longeye 電子ピアノ 88鍵盤 FOLD PRO』は、Yahoo!ショッピングで、

21,300円。(税込、送料込)

割引クーポンとポイントが3700円分ありましたので、実質は、17,600円といったところ。

amazonでも同じ商品が販売されており、こちらもセールなどの際に、3,000円オフクーポンの利用ができたりしていました。
セールやキャンペーンなどのタイミングで、価格や割引、ポイントなども変わってくるかもしれませんが、18,000円~19,000円くらいが実売価格が現状のようです。(2022年3月10日確認時点)

それから、私が購入した時は、専用サスティンペダルが無料でもらえるキャンペーンがありました。(レビュー投稿するともらえる)

サスティンペダルの写真
専用サスティンペダル

本体購入価格も安かったし、本当にもらえるのか心配でしたが本当に無料でもらえました。(送料は着払いとかあるのかと思った)
専用ペダルも販売価格が2,500円くらいしてますので、ありがたかったです。

割引クーポンやポイントの付与率などは通販サイトによって様々なので、お安く済ませたいなら要チェックかと。

使ってみて結構いいなって思った『Longeye 電子ピアノ 88鍵盤 FOLD PRO
めちゃくちゃおすすめってわけではないけど、ちょっとした練習に悪くないと思います。