地獄の冬期休暇
寝ていてもかゆい起きていてもかゆい、そして寝る前が一番かゆい。
強烈なかゆみは、身体のいたるところを小さな針で刺されてているかのような感覚で掻いても掻いても止まず。掻いてた部分がなんとかなってもまた別の部分がかゆみだす。加えて掻きすぎれば身体がヒリヒリしてきてこれも寝づらさの一因に。まさに地獄。
かゆみが収まらない時はどれくらい寝れたんだろうか。一睡もできない日もあれば、どうにか1時間程度は寝れた日もあるくらいに。痛みとはまた違った苦痛。
それからとにかく精神的に苦しんだのは、はたして何時治るのか?
薬疹について調べてみると、おおよそは該当の薬を止めてから3日から2週間程度。それくらいなら耐えられる・・・と思っていても1週間経っても発疹が出る、10日経ってもまだ出続ける。本当に2週間頃には発疹は止むのだろうか。疑心暗鬼になります。
おそろしいことにネットには様々な情報があって、治りが悪い人は数ヶ月にもわたることもあるという・・・。その裏付けに細胞が新しく作り替わるまで2、3ヶ月はかかるから・・・といった情報を目にしてしまうと不安にもかられます。
先に私がどの程度で発疹が治まったかを記すと
薬を止めてから14日目くらいから発疹がほとんど出なくなりました。
思い返せばちょうど2週間。長くかかったと感じていますがそれもなんとなく思い当たる節はあって・・・。
市販薬品名と薬の成分
私が服用していたのは、パブロンゴールドA(錠剤タイプ)です。
薬の成分は以下の通りです。(3錠中の成分)
| グアイフェネシン | 60mg |
|---|---|
| ジヒドロコデインリン酸塩 | 8mg |
| dl-メチルエフェドリン塩酸塩 | 20mg |
| アセトアミノフェン | 300mg |
| クロルフェニラミンマレイン酸塩 | 2.5mg |
| 無水カフェイン | 25mg |
| リボフラビン(ビタミンB2) | 4mg |
このうち一般的に解熱効果のある成分として、アセトアミフェンがあります。薬疹としても出やすいものの一つとしてよくあげられます。
風邪の諸症状が出ていたためこれを飲んでしのいでいました。(風邪自体は病院にも行かず鼻水は残ったもののほぼ治りました)

薬の服用期間と服用量
パブロンの服用期間は、9日間。発疹が出たのに気付いてすぐに止めました。
服用量は、一日三回毎日飲んでいたわけではなく、症状が軽い日は一日一回や二回としていました。平均すれば、一日二回(6錠)程度だと思います。
発疹が出来てからの症状を時系列
発疹が出てしまってから三日目くらいから症状のメモを取るようにしていました。
3月12日~20日 -> パブロン服用期間3月20日 -> 手首の一部に発疹3月21日 -> 鼠径部全体、肘、膝、脇の広範囲3月22日 -> 尻の割れ目付近の一部3月23日 -> 尻に広範囲へ拡大3月24日 -> 股関節の部分が拡大3月25日 -> 太ももの一部3月26日 -> 足の甲、手首の一部、膝裏3月27日 -> 手の甲(左)一部、手首の一部、太ももに広範囲3月28日 -> 尻から太ももの付け根にかけて広範囲に拡大、左手薬指の一部、肘(内側)の一部3月29日 -> 脇腹(左)一部、尻(左)範囲拡大、太もも(右)一部3月30日 -> 太もも(左)範囲拡大、尻の割れ目付近全体へ3月31日 -> 右手首一部、太もも(左)さらに範囲拡大4月01日 -> 脇腹の一部、上腕の一部4月02日 -> 背中(肩甲骨付近)一部4月03日 -> 下腹部一部、太ももつけ根一部4月04日 -> 膝裏一部4月05日 -> 手の甲(右)一部
4月1日くらいから発疹の広がりが弱まってきたように感じて、それ以降は少し出た程度でピーク時に比べればほとんど治まっているくらいの感覚でした。
ただし、残った発疹がかゆいのは続いているため、かゆみから解放されるのは一週間くらい後の話になります。

かゆみの状態と薬疹発症中に対処したこと
かゆみの症状が出るのは主にお風呂上りと寝る前。日中の仕事や用事をしている際はあまり気になりません。特に寝る前に限ってかゆくなってくるのが最悪です。これで寝れない。
かゆみの症状は冒頭にも書きましたが、発疹の出ている部分を小さな針で刺されているような感覚です。絶対に掻いてはいけないと分かっていても手が伸びてしまう程に辛いです。そして、掻き始めたら地獄の始まり。思えばかゆみのある部分を小さな針で刺されていると考えたら、それはそれは寝るに寝れないのは当たり前ですね。普通に考えて寝るのなんて無理です。
では、寝れなくなってしまった時に何をしていたかと言えば、患部に冷水をぶっかける。これを深夜の1時とか2時とかにやってました。これも一時しのぎです。
それから、自宅にあったかゆみを抑える薬をお風呂上りに塗るようにしました(3月29日から塗布)。モイゼルトは(非ステロイド系)かゆみや炎症を抑える外用薬です。ステロイドより副作用が少ないそうです。それと、ビラノアと呼ばれる抗ヒスタミン薬も飲んでました(3月25日から服用)。
また、効果や意味があったかはわかりませんが、水分補給をいつも以上にするようにしました。イメージとしては血中に漂っていると思われる何かを少しでも薄めたり排出したり弱めたりできないかと考えてのものです。さらに、食事にも気を付けました。よく飲んでいたコーヒーを止めました。野菜やヨーグルトなど身体に良いものを摂取するように心がけました。寝る前の数時間前から飲食は止めました。こちらも効果があるかは不明ですが。
とにかく身体を健康な状態にキープすることは心がけていたと思います。(プラスアルファで他の病気も加わったら目も当てられない)

発疹は出来てから4、5日までがかゆみのピーク
薬疹に限らず発疹に苦しめられている方ならよくご存じかもしれません。発疹のかゆみは出始めてから4、5日がどうやらピークのようです。
ちょうど発疹が出来てぷっくり腫れている湿疹が治まってくるのが4、5日といった感じでした。出来た場所にもよりますが肌の弱い鼠径部や脇などの部位は、4、5日くらい強いかゆみが続いていたと思います。
ただ、4、5日が過ぎた後もかゆいのはかゆいです。掻けば当たり前のようにかゆく、かゆみが気にならないまでの期間を考えると10日間くらいは必要だと思いました。
なぜ薬疹と分かったのか
そうそう、前述のような症状は出ていましたが病院には行っていません。
でも、発疹が出てすぐにわかりました。薬の副作用だな、と。
経験則として発疹が出るとしたら免疫力が落ちている時だと考えています。身近にいる人達でいくつか見覚えがありました。そして、自分自身も風邪を伴いとても体調が悪かったのを自覚しています。また、薬の服用から発疹が出るまでの期間や発疹の出かたなどの特徴が薬疹と合致していたこと。とにかく飲んでいる薬(パブロン)を止めねばと強く思ったものです。
しかしながら、薬を止めてから徐々に発疹が範囲拡大してしまったので、ある意味で手遅れだったのかなと思っています。

なぜ病院に掛からなかったのか
理由はいくつかあります。
- 手元に抗ヒスタミン薬があったこと
- モイゼルトやステロイドなどの外用薬があったこと
- 発疹が出始めてから一週間くらいはかゆくても我慢できたこと
- 良い病院がなさそうだったこと
個人的には、二週間経過しても発疹が治まらなければ病院へ行く予定でした。
ただし、病院は本当に困っていて身近に良い病院がないんです。病院へ行ってもかゆみを抑える外用薬や内服薬を処方されて終わりというのが目に浮かぶくらい分かっていたので。であれば家にある薬でなんとかなりそうだなと思ってしまいました。
病院のことを少し話すと、病院はほんとたまに行くとくらうんですよね。
例えば、別の病気にかかっていた際、耳鼻科に行ったことがあったんですよ。それで「ちょっと他の病気を先に治したいので一度治療を中断したい」と申し出たのに、
医師は、『レントゲン取りましょう』『薬を飲み続けるのが出来ればお願いします』『ちょっと多めに薬を処方しておきますね』
と言って、一ヵ月分の薬を処方してくるなんてことがあるわけです。
いやいや、最初に伝えたのは耳鼻科の病気は症状が良くなっていて平常時に戻っている状態だから、一度治療を中断して他の病気を治すのに専念したいと伝えたはずなんですが・・・日本語が通じない。(仕方ないから薬はもらっておこう。飲むか飲まないかは自己判断にしておくか)
みたいな感じで診察を終えて帰ってくるわけです。話を聞いてくれていたのか聞いていないのかとにかく医者自身がやりたい方法を押し付けてくる。めんどくさってなるんですね。ちょっと話がそれました。
効果のあるスキンケア用品が手元になければ病院で薬をもらいましょう
いや薬がある無しに関わらず、医師の判断で治療をしていくのが一般的な判断だと思いますので、特別な事情がない限りは皮膚科にいって診てもらうのが正しいと思います。症状が軽くなんとかなると思っても悪化したりすることもあるので、症状が軽くても少しでも不安に思うことがあったらすぐに病院へ行くのがいいのだと思います。
病院へ行かなかった当人が言うのも説得力がありませんが、その代わり毎日症状の状況や進行具合、体温のチェック、健康管理は徹底的にしていました。(何か異常があればすぐに病院へ行けるように)
二度と(少なくとも年単位)で使えなくなったパブロン
薬疹は、発症してしまうと該当の成分の入っている薬はまず使えないと考えた方がいいようです。人によっては数ヶ月や一年も過ぎた後に問題なく服用可能な場合もあるそうですが、基本的には飲まないのが大事なことです。
おそらく発疹で苦しめられた方ならトラウマになって、その薬をまた服用しようという気持ちにはならないと思いますが、忘れずにお薬手帳や薬剤アレルギーカードなどを携帯し病院に掛かる際に医師に相談するのが良いのだと思います。
以上になります。
夜中に眠くてもかゆくて寝れない日々が続いていた時、他の人はこの症状をどうしてるんだろう?と思って夜な夜なネットで体験談などを探していたりもしました。でも、体験談ってあまりないんです。ちょっとした話であればないことはないのですが、詳しい事情までとなると探した範囲ではなかったと思います。それで、少しでも同じように苦しんでいる方に向けての情報になればと思いまとめてみました。
あくまで個人の体験談ですので本当に参考程度に見てくださればと思います。お読みくださった方の早期回復をお祈りします。