クレカの失敗!長期留守時にやってしまったとんでもないこと

 世間の荒波に少しだけ揉まれ、色々なことに縛られながらもその中で自由に暮らしている自分は、時折思い立ったら自宅を1ヶ月ほど留守にすることが、ある。

出掛けることを全く厭わないし、国内外を問わずいつもと違う場所で過ごす時間も、たまには好かろう。
というわけで、年に1~2回程の頻度で、留守をしてみる。

自宅を不在にする際には、自分なりに何かと気を付けている。
火の元、水廻りに加え、戸締りは基本中の基本である。
場合によっては、郵便ポストが溢れぬよう一定期間配達を止めておいてもらったり。

それらに加えて大事なことは、
クレジットカードの支払いのために設けている銀行口座にお金を入れておくこと
今回は、コレを忘れて出かけてしまったために起きた冷や汗もののお話があった。

言うまでもなくクレジットカードで買い物をしたならば、
信販会社に対して買い物をした分の金額を支払わねばならない。
クレジットカードを持つようになってからかなりの年月が経つが、
いくらずぼらな自分でも、この支払いを滞らせたことは、ない
是、アタリマエダのク〇ッカー並に、当然也。

clacker

自分自身の信用にかかわるし、カネの絡みで他人ともめる(まではいかなくとも)のも、まっぴらごめんだから、である。

今回は、クレジット掛金の引落になる銀行口座にお金を入金し忘れたことにより発生してしまった。

×月19日の夜中の出来事だった。
いつものように長期の旅から自宅に戻り、郵便物を確認していた。
今回は、1ヶ月半ほどの不在だったため、郵便配達を止める手配はしていなかった。

ふむふむ。なにやら諸々きておるな。
数々の郵便物をチラ見し、ようやくクレジット会社からの書類にたどり着いた。

いつもの利用明細とは違った形式の郵便なのはすぐにわかった。

重要」とある。

なんぞや、と開けてみた。

かいつまんで内容を示すと、こうだった。
『×月10日引落分の、入金が確認できません!
 ×月20日に再振替するけど、それ以降に支払う場合はカード利用規約に則って、利子を頂戴するね!
 あ、そうそう、再振替前日までにお金、準備しておいてね!』

その郵便物を手に取って読んだ日、×月19日、時刻は20時30分頃。
あ、再振替前日じゃないか

なんてこった、やってしまった、どうしたもんか。
ともかく×月20日の朝イチバンに銀行のATMコーナーに入金に行くべし。
後の話は、それからだ。

と言う訳で、翌朝そそくさと銀行ATMへと赴き、営業開始2分前に到着。
がくがく、ぶるぶる、これからどうなるのだろうか。
クレジットの支払いが滞るとブラックリストというものに名前が載ってしまうと噂で聞いたことが、ある。
あれあれ、まぁまぁ、そんなものに我が名が掲載されるのだろうか。

自己完結できない(他人様へ迷惑をかける程の)ミスを犯した事を、猛省。
こまめに通帳記帳をしていれば、斯様な事態は防ぐことが出来た筈である。
自分のずぼらさにも、我ながらほとほと愛想が尽きそうである。

シャッターが開かれたら一目散にATMへ向かい、入金取引をした。
取引終了後の通帳をみて、一旦胸が撫で下ろされた。

通帳の記帳上では、カード会社から引落がなされている、と記載がある。

しかしながら、これでは安心できなかったので、帰宅後カード会社の営業時間10時ちょうどに問い合わせをしてみた。

以下、先方とのやりとり↓

自分:「わたくしめが銀行へお金を入れ忘れてしまったことで×月10日の引落がなされなかった件で、郵便物を頂戴しておりまして…(おそるおそる)。」

先方:「あらまっ!本日が再振替の日なんですよね!時間によっては引落ができないかも知れません。

自分:「あの、本日朝一番で入金をし、通帳を確認したら引落処理がなされたような記録になっているのですが、大丈夫でしたでしょうか…(おどおど)。」

先方:「あ、それならきっと大丈夫です!こちらの作業上、入金確認が取れるのが〇日でして、その日までカードがお使い頂けず、ご不便をおかけすることになってしまいます…(やや恐縮した声色で)。

自分:「反省の意味も込めて…向こう数か月はクレジットカードの利用を控えようと思います。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。」

先方:「そんな、どうぞお気になさらないで使ってください!

自分:「暖かいお言葉を戴き恐縮です。以後重々、気を付けます。今後ともよろしくお願いします。」

・・・。
想像していたのと、対応が違った(´・・`)。
物凄い勢いで怒られるのかと想っていたのだった。

よくよく考えれば、こちらは客だし、そこまで無礼をはたらいてもいない(積り)だったから、丁寧に対応してくれたのだろう。

とは言え反省期間を暫く設けて、ほとぼりが冷めて再びクレジットカードで買い物をするときには、くれぐれも気を付けよう。

わざわざこの場所に記しておいたのは、戒めが込められている。
いわば、「いましメモ」である。

完。